連立方程式計算機 Simultaneous Equations

連立方程式の「係数」と「定数」を入力すると、「x」「y」「z」などの変数の解を自動計算する計算サイトです。2元~6元まで対応し、ガウス・ジョルダン法やクラメルの公式で解法を選択可能です。
解
使い方
- 連立方程式の「係数」と「定数」を入力します。
- 「ガウス・ジョルダン法」や「クラメルの公式」を選択します。
- 自動的に「解」が計算されます。
連立方程式とは?
連立方程式とは、複数の未知数(変数)を含む複数の方程式を同時に満たす値(解)を求めるための数学的な仕組みです。
たとえば、次のような方程式を考えます:
x + y = 2 x - y = 0
このように、2つの式を同時に満たすxとyの値を求めたいときに、連立方程式を使います。
どんなときに使う?
- 買い物の合計金額を求めるときなど、数量と金額に関係があるとき
- 交差点で2台の車が出会う地点を求めるなど、同時に起きる現象を扱うとき
解の意味は?
連立方程式を解くと、すべての式を同時に満たす変数の値(解)が求まります。
x + y = 2 x - y = 0 → x = 1, y = 1
解の種類
種類 | 解の有無 | 状況例 |
---|---|---|
解が1つ | 一意解 | 線が交差する1点あり |
解がない | 矛盾 | 平行線のように交わらない |
解が無限にある | 無限解 | 2本の式が重なる |
まとめ
連立方程式は、複数の条件を同時に満たすための数学的手法であり、現実の問題を数式で整理するための基本ツールです。
連立方程式の解き方/span>
① 代入法(Substitution Method)
特徴:1つの式から1つの変数を解き、それをもう1つの式に代入する方法。初心者におすすめ。
x + y = 4 x - y = 2 → x = 4 - y → (4 - y) - y = 2 → y = 1 → x = 3 解:x = 3, y = 1
② 加減法(Elimination Method)
特徴:式を足したり引いたりして、変数を1つ消す方法。係数がそろっているときに便利。
2x + y = 5 x + y = 2 → (2x + y) - (x + y) = 3 → x = 3 → 3 + y = 2 → y = -1 解:x = 3, y = -1
③ 行列法(Matrix Method)
特徴:係数を行列にして数式を簡略化して解く方法。n元連立方程式やプログラムに向く。
A = [ [2, 1], [1, 1] ], x = [x, y], b = [5, 2] → x = A^-1 × b
④ ガウス・ジョルダン法(掃き出し法)
特徴:拡大係数行列を変形しながら解を求める方法。機械的に進められる。
[1 2 | 5] [3 1 |10] → 変形 → [1 0 | 2], [0 1 | 1.5] 解:x = 2, y = 1.5
⑤ クラメルの公式(Cramer's Rule)
特徴:行列式(det)を使って変数を直接求める方法。2〜3元の小規模な連立方程式向け。
x_i = det(A_i) / det(A) ※ A_i:i列目を定数ベクトルに置き換えた行列
⑥ LU分解(上級者向け)
特徴:係数行列 A を「下三角行列L × 上三角行列U」に分解して段階的に解く方法。 大規模連立や数値解析で活用。
まとめ
方法 | 向いている場面 | 特徴 |
---|---|---|
代入法 | 変数が2つ | 手計算に強い |
加減法 | 係数がそろっている | 直感的に操作できる |
行列法 | 多元連立 / プログラム | 拡張性が高い |
ガウス・ジョルダン法 | 汎用的に使える | 機械的で安定 |
クラメルの公式 | 小規模な連立 | 簡潔に直接計算 |
LU分解 | 大規模 / 数値解析 | 上級者向け高速法 |
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注意事項
このツールは無料でご利用いただけます。
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