睡眠障害診断・不眠症症状チェック Sleep Disorder Screening Tool

睡眠障害診断・不眠症症状チェックは、睡眠の状況から簡単に「睡眠障害・不眠症リスク」を自己診断できるセルフチェックツールです。DSM-5やICD-11の基準を参考に作ったオリジナル不眠症症状セルフチェックツールです。
使い方
- 「入眠困難(寝つきの悪さ)」「夜間覚醒(途中で目が覚める)」「早朝覚醒(予定より早く目覚める)」「総睡眠時間の満足度」「睡眠の質の満足度」「日中の気分への影響(イライラ、不安感など)」「日中の身体的・精神的機能への影響(集中力、パフォーマンス)」「日中の眠気(過度の眠気の有無)」を入力します。
- 自動的に「睡眠障害リスク判定」「推奨アクション」「総合スコア」が計算されます。
睡眠障害・不眠症とは
睡眠障害とは
睡眠障害とは、正常な睡眠パターンが乱れ、日常生活に支障をきたす状態を指します。以下のような問題が含まれます。
- 寝つきが悪い(入眠困難)
- 途中で何度も目が覚める(中途覚醒)
- 朝早く目が覚める(早朝覚醒)
- 十分な睡眠時間を確保しても疲れが取れない
- 日中に強い眠気を感じる
不眠症とは
不眠症は、睡眠障害の中でも「眠りの質や時間に問題があり、日中の生活に影響を及ぼす状態」を指します。
不眠症の主なタイプ
- 入眠障害(寝つきが悪い) - 布団に入っても30分以上眠れない
- 中途覚醒(途中で何度も目が覚める) - 夜中に何度も目が覚め、その後眠れない
- 早朝覚醒(朝早く目が覚める) - 予定より2時間以上早く目が覚め、その後眠れない
- 熟眠障害(睡眠の質が悪い) - 長く寝ても「ぐっすり眠った感じがしない」
不眠症の原因
- ストレス、不安、うつ病などの心理的要因
- カフェイン摂取、スマートフォンの使用などの生活習慣
- 寝室の騒音、温度などの環境要因
- 加齢や慢性疾患(痛み・かゆみ)
- 睡眠薬の乱用、アルコール摂取
睡眠障害の影響
- 集中力や判断力の低下
- ストレスやうつ病のリスク増加
- 免疫力の低下
- 高血圧・心疾患のリスク増加
睡眠障害の改善方法
- 規則正しい生活リズムを作る(毎日同じ時間に寝起きする)
- 寝る前のスマートフォン使用を控える
- カフェインやアルコールを控える
- 適度な運動を行う
- ストレス管理(瞑想、深呼吸など)
- 必要に応じて専門医に相談する
睡眠障害や不眠症は日常生活に大きな影響を与えるため、早めの対策が重要です。生活習慣の見直しやストレス管理を行い、それでも改善しない場合は医療機関への相談をおすすめします。
本チェックツールのロジック解説
設問構成
本ツールは、8つの主要な質問を通じて睡眠の質と日中への影響を評価します。
- 寝つきの困難さ
- 途中での目覚めの頻度
- 早朝の目覚めと再入眠の困難さ
- 睡眠の安定感
- 日中の疲労感
- 集中力・注意力の維持
- 感情の安定性
- 日中の眠気の強さ
スコアリング方法
各質問は、5段階のスライダーで評価され、以下のスコアが付与されます:
- 全く問題ない: 0点
- まれに感じる: 1点
- ときどき感じる: 2点
- よく感じる: 3点
- ほぼ常に感じる: 4点
合計スコアは 0~32点 となります。
診断基準
合計スコアに基づき、以下のようにリスクレベルと推奨アクションが決定されます:
- 0~5点: 睡眠に特段の問題なし - 良好な睡眠習慣の維持を推奨
- 6~12点: 軽度の睡眠課題 - 生活習慣の見直しや睡眠衛生の改善を推奨
- 13~20点: 中等度の睡眠障害の可能性 - 専門家への相談を検討
- 21点以上: 重度の睡眠障害の疑い - 医療機関への受診を推奨
計算ロジック
スライダーの値から自動でスコアを計算し、診断結果をリアルタイムで表示します。
各スライダーの初期値は「全く問題ない(0点)」に設定されています。
参考データと基準
本ツールのチェックロジックは以下の国際的なガイドラインおよび研究データを参考に作成しています。
- ICD-11(国際疾病分類): 世界保健機関(WHO)による不眠症の診断基準
- DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル): 不眠障害の定義および診断ガイドライン
- アテネ不眠尺度(AIS): 不眠症の評価ツールとして広く使用される基準
- 最新の睡眠研究論文: 睡眠障害と日中機能障害の関連性に関する研究
このツールは簡単かつ迅速に睡眠の質を自己評価するためのものです。高スコアの場合は、早めに専門家への相談をお勧めします。
注意事項
このツールは無料でご利用いただけます。
※このプログラムはPHP8.1.22にて作成、動作確認を行っております。
※ご利用下さっている皆様の
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