Withholding Tax on Personal Income

源泉徴収計算(報酬)

源泉徴収計算(報酬)は、個人・フリーランスに支払う報酬・料金にかかる源泉所得税額を自動計算できるツールです。報酬額を入力するだけで、簡単に源泉徴収しなければならない金額、源泉徴収税額をシミュレーションすることができます。

税別金額
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消費税
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源泉徴収税額
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支払額
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この計算結果は情報提供のみを目的としています。正確性、有用性、完全性、最新性、および品質を含めいかなる保証をするものではありません。計算結果は、参考・目安としてお使いください。アドバイスや診断については、専門家にご相談ください。

使い方

  1. 「報酬額(請求額)」を入力します。
  2. 「支払先」「消費税の税込・税別」を選択します。
  3. 自動的に「税別金額」「消費税」「源泉徴収税額」「支払額」が計算されます。

源泉徴収税とは

報酬を支払う際に、所得税を事前に天引きし、支払者が代わりに税務署へ納付する制度が源泉徴収です。これは、所得税法で定められた「源泉徴収義務者」として、一定の条件下で企業や個人が報酬支払時に行う義務です。

源泉徴収の仕組み

所得税の徴収と納付義務

通常、所得税は所得を受け取る側(受取人)が自ら納税します。しかし、特定の報酬については支払者が「源泉徴収義務者」として所得税を事前に天引きし、受取人に代わり納付することが義務付けられています。

納付期限

原則として、源泉徴収した所得税は支払月の翌月10日までに税務署へ納付します。ただし、小規模事業者など特定の要件を満たせば「納期の特例」が適用され、年2回にまとめて納付できます。

計算方法

支払う報酬額に所定の税率を掛けて所得税を算出します。多くの場合、税率は**10.21%**ですが、報酬の種類や金額によって異なる場合があります。

源泉徴収が必要な報酬の例

  • 弁護士・税理士への顧問料外部の専門職(弁護士、税理士、司法書士など)に支払う報酬。
  • 広告宣伝のための賞金キャンペーンで提供する賞金や現金が該当。ただし、50万円以下の場合は対象外。
  • 原稿料や講演料原稿執筆や講演の報酬だけでなく、挿絵、デザイン、翻訳などの著作関連報酬も含まれる。
  • 外交員などへの報酬外部委託契約で自社商品の販売を行う外交員に対する報酬。

報酬の支払いに対する源泉徴収税額の計算方法

1回で支払う金額が100万円以下の場合の計算方法

源泉徴収税額 = 支払金額 × 10.21%

計算例:支払金額が10万円の場合の源泉徴収税額

10万円 × 10.21% = 10,210円

1回で支払う金額が100万円を超える場合の計算方法

源泉徴収税額  = (支払金額 - 100万円) × 20.42% + 102,100円

計算例:支払金額が200万円の場合の源泉徴収税額

(200万 - 100万円) × 20.42% + 102,100円 = 306,300円

支払先による源泉徴収税額の計算方法の違い

支払先 源泉所得税の計算式
弁護士、税理士、原稿料、講演料 100万円以下:報酬 × 10.21%
100万円超:(報酬 - 100万円) × 20.42% + 102,100円
司法書士、土地家屋調査士 (報酬 - 1万円) × 10.21%
広告宣伝のための賞金 (報酬 - 50万円) × 10.21%
外交員などの報酬 (報酬 - 12万円) × 10.21%

公式・詳細情報

注意事項

このツールは無料でご利用いただけます。

※このプログラムはPHP8.1.22にて作成、動作確認を行っております。
※ご利用下さっている皆様の ご意見・ご要望をお寄せください。