1Passwordの料金比較ガイド|ワンパスワード公式とソースネクストどちらが安いか?



1Passwordの料金プランは4種類

1Passwordには、利用目的にあわせて選べる4つの料金プランがあります。いずれのプランも14日間の無料トライアル付きで、まずは試してから本格的に使い始めることができます。

個人向けプラン(Individual)

もっともシンプルなプランで、1人用に設計されています。月額2.99ドル(年払い制)で、パスワードの保存・自動入力・生成など基本的な機能をすべて利用できます。WindowsやMac、iOS、Androidなど複数のデバイス間で同期可能です。

ファミリープラン(Families)

最大5人まで利用できる家族向けプランです。月額4.99ドル(年払い制)で、個々のVault(保管庫)を持ちながらも、共有アイテムはグループで管理できます。家族全体のセキュリティ強化に役立ち、必要に応じて1人あたり月額1ドルでメンバーを追加できます。

チーム向けプラン(Teams)

小規模な職場やプロジェクトチームに適したプランです。料金は1チームあたり月額19.95ドル(10ユーザーまでの固定料金)。ユーザー数が多くても追加料金なしで利用でき、アクセス管理機能や共有Vaultなど、チームでの利用に特化した機能がそろっています。

ビジネス向けプラン(Business)

より高度なセキュリティや管理機能を必要とする企業向けプランです。1ユーザーあたり月額7.99ドルで、チームの管理機能にくわえ、5GBのドキュメント保存容量、専門家サポート、業務用サービスとの連携機能などが含まれます。必要に応じて、SAMLベースのシングルサインオンや監査ログの出力にも対応しています。

どのプランでも基本的なパスワード管理機能は共通しており、主に「利用人数」「管理機能の有無」「サポート体制」が選ぶポイントになります。個人利用かチーム・法人利用かで、自分に最適なプランを選びましょう。

公式サイト版の料金と支払い方法

1Passwordの公式サイトで提供されている料金プランは、すべてドル建てのサブスクリプション制で、年払いのみ対応しています。個人から法人まで幅広いニーズに対応しており、用途に応じて4つのプランが用意されています。

プラン名月額料金(USD)年額目安(USD)利用人数ストレージ容量(1人あたり)
Individual$2.99約$35.881人1GB
Families$4.99約$59.88最大5人(追加1人$1)1GB
Teams$19.95(10人分)約$239.40最大10人1GB
Business$7.99(1人)約$95.88(×人数)制限なし5GB

上記はすべて税抜価格で、実際の請求額は為替レートや居住地域の税率により変動します。

支払い方法

公式サイトでは、以下の支払い方法に対応しています。

  • クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express など)
  • PayPal(日本国内からの利用も可能)

いずれの方法も、初回支払い後は自動更新が設定される仕組みになっています。継続課金を希望しない場合は、アカウント設定から手動でキャンセルが必要です。

為替変動の影響

ドル建て決済となるため、支払い額はその時点の為替レートに左右されます。たとえば1ドル=160円の場合、個人プランの年額は約5,740円となります。為替レートの影響を受けたくない場合は、円建てのソースネクスト版を検討すると安心です。

無料トライアルについて

すべての公式プランに、14日間の無料トライアル期間が付いています。クレジットカードの登録は必要ですが、トライアル期間中にキャンセルすれば料金は発生しません。機能を試してから契約を判断できるのが特徴です。

公式サイト版は最新機能への対応が早く、法人向けの管理機能も充実しています。個人利用はもちろん、チームや企業でも安心して導入できる内容です。

ソースネクスト版の料金と特徴

1Passwordを日本円で手軽に購入したい場合は、ソースネクスト版が有力な選択肢です。公式サイトがドル建てで年払いのサブスクリプション形式であるのに対し、ソースネクストでは買い切り型のパッケージとして販売されています。円安による価格変動の心配がなく、長期的に見てもコストを抑えられるのが特長です。

ソースネクスト版の料金(税込)

プラン価格(税込)利用可能人数有効期間
個人用12,800円1人3年間
ファミリー用21,480円最大5人3年間

3年間分を一括で支払う形式なので、毎月の支払いが不要で、管理の手間もかかりません。1Password公式サイトと比較しても、長期間使用するほどコスト面でのメリットが大きくなります。

利用可能な機能と制限

ソースネクスト版でも、公式サイト版と機能の差はありません。以下の基本機能がすべて利用可能です。

  • パスワードの安全な保管・自動生成・自動入力
  • クレジットカード・個人情報の保管
  • Windows・macOS・iOS・Androidなど主要なOSに対応
  • ブラウザ拡張機能との連携(Chrome、Edge、Safariなど)
  • 複数端末でのデータ同期(同一アカウント内)

ただし、ソースネクスト版には以下の注意点があります。

  • 14日間の無料トライアルは提供されていません
  • Businessプラン(法人向け)は対象外
  • 有効期間(3年間)を過ぎると再契約が必要

ソースネクスト版がおすすめな人

  • 為替リスクなしで日本円で支払いたい人
  • 毎月のサブスクリプション管理を避けたい人
  • 家族でまとめて導入したい人(ファミリープラン)

ソースネクスト版は、使い勝手はそのままに、コストパフォーマンスを重視したい方に適しています。特に、円安傾向が続く現在では、価格が変動しない日本円決済のメリットが際立ちます。

どっちがお得?料金の比較と選び方

1Passwordの購入方法は大きく分けて「公式サイト」と「ソースネクスト」の2通りあります。それぞれ料金体系が異なるため、どちらを選ぶべきか迷う方も多いはずです。ここでは3年間使った場合の総額や為替リスク、日本語サポートの有無などをふまえて比較し、どちらがよりお得なのかをわかりやすく解説します。

公式サイトはサブスク制、ソースネクストは買い切り

  • 公式サイトはドル建ての月額制(年払い)で、常に最新バージョンが使えるのが特徴です。個人プランは2.99ドル、ファミリープランは4.99ドル(いずれも月額)。
  • ソースネクスト日本円での3年買い切りです。個人版が12,800円、ファミリープランが21,480円(ともに税込)となっており、契約期間内は追加費用なしで使い続けられます。

3年分の料金で比較(1ドル=160円の場合)

プランソースネクスト(税込)公式サイト(年額×3年)差額
個人プラン12,800円約17,222円約4,422円
ファミリープラン21,480円約28,742円約7,262円

為替レートによって公式サイトの価格は上下しますが、円安傾向が続く中ではソースネクストのほうが安定して割安です。

おすすめの選び方

条件や目的おすすめ購入先
長く使いたい・支払いを固定したいソースネクスト
為替の影響を受けたくないソースネクスト
できるだけ試してから決めたい公式サイト(14日無料)
最新機能やビジネスプランが必要公式サイト
法人で10人以上の管理をしたい公式サイト

サポートと試用期間の違いにも注意

  • 公式サイトはチャットやメールでの英語対応が基本ですが、日本語サポートも一部あり、14日間の無料トライアルがついています。
  • ソースネクストは購入前の試用期間がなく、日本語でのサポートが中心です。

料金の安さだけでなく、為替変動リスクやサポート体制もふまえて、自分に合った購入方法を選ぶことが大切です。パスワード管理ツールは長期間使うものなので、トータルコストの差が大きくなりやすい点にも注目しておきましょう。

法人・ビジネス利用での料金はどうなる?

1Passwordには法人向けに「Teamsプラン」と「Businessプラン」の2種類があります。どちらもビジネス利用に必要なチーム共有機能や管理者向け機能が充実しており、セキュリティ強化や業務効率の向上を目的とした導入が可能です。

Teamsプラン(小規模チーム向け)

  • 月額料金:19.95 USD(10ユーザー分、チーム全体で一括課金)
  • 追加ユーザー:11人目以降は1人あたり月2 USD前後(割高)
  • 主な機能
    • パスワードや機密情報の共有Vault(保管庫)
    • 管理者によるアクセス制御
    • チームメンバーの一括管理
    • 基本的な監査ログ

小規模なプロジェクトチームや、部署単位での導入に向いており、導入コストを抑えつつセキュアなパスワード管理を実現できます。

Businessプラン(中~大規模組織向け)

  • 月額料金:1ユーザーあたり7.99 USD(約1,200円)
  • 無料トライアル:14日間
  • 主な機能
    • Teamsプランの全機能
    • 各種SaaS連携(Slack、Okta、Azure AD など)
    • 詳細なアクティビティログ
    • アカウント復旧機能
    • 監査対応のためのレポート出力
    • 専門スタッフによる優先サポート

規模が大きくなるほど、Businessプランの柔軟性とサポート力が強みとなります。たとえば人事異動時のアカウント管理や、不正アクセスの検知・対処にも対応しやすくなります。

ユーザー数が多いと割高になるケースも

10人以下ならTeamsプランが手頃ですが、人数が増えるとBusinessプランの方が1人あたりのコストが割安になるケースがあります。たとえば20人規模でTeamsプランを利用すると、追加ユーザー分の費用で割高になる可能性があるため、人数に応じたプランの選定が重要です。

法人導入の検討ポイント

  • 組織の規模とユーザー数
  • 管理機能の充実度(監査・ログ・復旧対応など)
  • 既存の業務システムやクラウドサービスとの連携可否
  • 長期的なコストと導入効果のバランス

セキュリティと利便性を両立させながら、情報漏洩や不正アクセスのリスクを下げたい企業にとって、1Passwordは有力な選択肢となります。初期導入は無料トライアルでの評価から始めるとスムーズです。

無料で使い続けられる?制限内容を解説

1Passwordには14日間の無料トライアル期間がありますが、その後も料金を支払わずに使い続けられるかどうかは多くの方が気になるポイントです。ここでは無料トライアル後に使える範囲や制限内容について詳しく解説します。

まず、公式サイトから申し込んだ場合、すべての機能を14日間フルに体験できます。この期間中は個人プラン・ファミリープラン・ビジネスプランなどに関係なく、パスワードの登録・編集・共有・自動入力機能など、すべての機能を制限なく利用できます。

ただし、無料期間が終了すると、自動で有料契約に移行することはなく、利用者が自分で契約手続きをしない限りは機能が制限されます。制限される具体的な内容は次のとおりです。

  • 新しいパスワードの追加や編集ができなくなる
  • アイテムの共有やVaultの管理機能が使えなくなる
  • 同期機能が停止し、複数デバイスでの使用ができなくなる
  • セキュリティレポートや監査ログなどの一部高度な機能が利用不可
  • アプリへのログインはできるが、編集・保存などの操作は不可

つまり、過去に保存したパスワードの「閲覧」は可能ですが、新しい情報を追加したり、既存のデータを修正したりすることはできなくなります。データ自体が消えることはありませんが、事実上「読み取り専用モード」になると考えておくとよいでしょう。

無料のまま長期間使うことはできませんが、1Passwordの安全性や利便性を試したうえで、有料プランを継続するか判断できるのは大きなメリットです。実際の使用感を把握したい方は、まず無料トライアルでの利用をおすすめします。

料金以外のポイントで選ぶべきか?

1Passwordを選ぶうえで料金は重要な判断基準ですが、それだけで決めてしまうと後悔することもあります。パスワード管理ツールは毎日使うものだからこそ、使いやすさや安全性、サポート体制といった「料金以外の価値」も大切にすべきです。

操作のしやすさと日本語対応
1Passwordは直感的なインターフェースが魅力で、初めての人でもすぐに使いこなせます。とくに日本語に対応しており、公式サイト・アプリ・サポートも日本語で利用できる点は、英語が苦手な方にとって安心です。毎日使うツールだからこそ、ストレスなく使える操作性は重視すべきポイントです。

安全性を最優先に設計された設計思想
1Passwordは256ビットAES暗号化を採用し、データは端末側でのみ復号化される仕組みになっています。さらに、他人に見られても安心な「ウォッチタワー機能」や、二段階認証が未設定のサイトを検出してくれる警告機能など、セキュリティ面の手厚さも魅力です。料金が多少高くても、万一の情報漏えいを防ぐ仕組みが整っていることは大きな安心材料となります。

家族・チームでの共有に強い
個人用としても十分な機能を備えていますが、ファミリーやビジネス利用においても他社より優れた設計があります。たとえば、Vault(保管庫)ごとにアクセス権を設定できるため、家族間で必要な情報だけを共有することが可能です。業務チームでは、プロジェクトごとに情報を分けて管理でき、セキュリティと業務効率の両方を両立できます。

デバイス間のスムーズな同期
Windows、Mac、iPhone、Androidに対応し、複数デバイス間での自動同期が可能です。たとえばPCで登録したログイン情報を、スマホからすぐに呼び出して使うことができます。クラウド連携型でありながらも、ローカル保存との切り替えも柔軟で、ユーザーのセキュリティ意識に合わせた運用ができます。

サポート体制の手厚さ
1Passwordは公式サイトでもソースネクスト版でも、問い合わせサポートが充実しています。トラブルが起きた際に日本語で対応してくれる体制があるのは、ITに不慣れな方にとって特に安心感があります。月額や年額の価格差よりも、何かあったときに助けてもらえる環境があるかどうかが、長期的な満足度を左右します。

料金が安いかどうかだけでなく、「毎日安心して使えるか」「家族やチームと安全に共有できるか」「トラブル時に相談できるか」といった視点で選ぶことで、後悔のない選択ができるでしょう。

1位

1Password

ソースネクスト

サービス名1Password
実績100,000社以上の導入実績
利用者個人
最低価格(月あたり)356円
価格3年分:12,800円
料金有料
無料なし
対応OSWindows、macOS、Android、iOS
対応ブラウザGoogle Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Brave、Safari
料金の安さ2.52
無料で利用できる範囲1.00
機能の多さ5.00
セキュリティ対策3.14
実績の多さ4.50
総合3.23

1Passwordがおすすめの理由

1Passwordがおすすめの理由は「世界で1,500万人以上が利用する実績」「「Touch ID」や「Face ID」に対応」「Watchtowerで脆弱性のチェックができる」点です。

1Passwordは、海外製のパスワード管理ツールです。世界で1,500万人以上が利用し、10万社以上の企業が導入するなど、圧倒的な実績があるツールです。さらに販売は、日本のセキュリティ企業であるソースネクスト社が販売しているので、海外製のソフトですが、サポート面の安心感があります。

さらに「Touch ID」や「Face ID」に対応しているため、指紋認証、顔認証で利用できる利便性の高いパスワード管理ツールです。

また、登録されたパスワードの中で、安全性が低いものや漏洩してしまっているものをチェックして一覧で確認できるため、リスク管理のしやすさもメリットがあります。

デメリットは、有料のツールなので費用が発生する点です。

ポイント圧倒的な利用実績。生体認証や暗号化まで高機能で日本のサポートで安心
実績100,000社以上の導入実績
利用者個人
最低価格(月あたり)356円
価格3年分:12,800円
料金有料
無料なし
販売方法ダウンロード版
対応OSWindows、macOS、Android、iOS
対応ブラウザGoogle Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Brave、Safari
更新期限3年
生体認証
対応言語日本語
バックアップ機能
ストレージ1GB
クラウド対応
登録可能情報ログイン、支払いカード、銀行口座、ID、書類など
セキュリティ対策多層暗号化、Watchtower
広告なし
共有機能
独自機能