NURO光マンションプラン完全ガイド|料金・速度・注意点まで



目次

NURO光マンションプランとは?|戸建てとの違いも簡単に解説

NURO光のマンションプランは、集合住宅向けに提供されている高速インターネットサービスで、通信速度や料金、工事内容が戸建てプランと異なります。戸建て用と比べて初期費用・月額料金の負担を抑えながら、高速通信が可能な点が大きな魅力です。

まず、料金面では、マンションプランの月額基本料金は3,850円(2ギガプラン)と、戸建てプランの5,200円(3年契約)に比べてかなりリーズナブルです。契約期間の縛りがなく、解約金が発生しないのも、柔軟に使いたい方には大きなメリットです。

通信速度については、マンションプランでも最大2Gbpsまたは10Gbpsの高速通信が可能です。これは、通常の光回線(1Gbps)よりも高性能で、動画視聴やオンラインゲームでも快適に使えます。

開通までの工事にかかる時間もポイントです。戸建てプランでは宅内・屋外の2回工事が必要ですが、マンションプランは基本的に宅内工事1回のみ。最短1~2週間で使えるようになるため、すぐにネット環境が必要な方に向いています。

ただし、注意点として、棟設備利用手数料(11,000円)がかかる点や、設備が導入されている物件でなければ利用できないという制限もあります。加えて、総戸数が29戸以下のマンションでは屋外工事が必要になる場合もあります。

また、マンションプランではソニー製ルーター一体型ONUが無料レンタルされ、セキュリティソフト「NURO光 Safe」も無料提供。手間なく安全に使い始められる点も安心材料です。

まとめると、NURO光マンションプランは「速くて安い」だけでなく、初期設定やセキュリティ面でも配慮されており、コストパフォーマンスを重視する方に非常におすすめできる光回線です。利用するには対応物件に住んでいる必要がありますが、条件が合えば非常に満足度の高い選択肢になるでしょう。

月額料金・初期費用・工事費のすべて

NURO光のマンション向けプランは、コスト面でも魅力的な内容となっています。ここでは月々の通信費だけでなく、契約時に発生する初期費用や工事費についても、具体的な金額とともに詳しく解説します。

月額料金|通信速度で選べる2つのプラン

NURO光マンションプランには、最大2Gbpsと10Gbpsの2つのプランが用意されています。どちらのプランも契約期間の縛りがなく、自由に解約できる点が大きな特長です。

プラン月額料金通信速度(下り/上り)
2ギガプラン3,850円最大2Gbps/最大2Gbps
10ギガプラン4,400円最大10Gbps/最大10Gbps

※上記は税込価格です。速度は理論上の最大値であり、利用環境により異なります。

2ギガプランは、ネット閲覧・動画視聴・テレワークなど一般的な用途には十分な速度です。10ギガプランは、複数人が同時に高負荷な作業(ゲーム配信、大容量のデータ転送など)を行う場合に向いています。

初期費用|事務手数料と棟設備利用料

NURO光マンションプランを契約する際には、次の初期費用が発生します。

  • 契約事務手数料:3,300円(初回のみ)
  • 棟設備利用手数料:11,000円(12回の分割払い)

棟設備利用手数料は、建物内の専用機器利用のための費用で、実質的には毎月割引が適用されるため負担感は少なく、最終的に実質無料になる場合もあります。

工事費|実質無料になる仕組み

工事費はどちらのプランでも共通して44,000円が発生しますが、こちらも実質無料の特典が用意されています。

プラン工事費月額請求月額割引実質負担
全プラン共通44,000円初月:1,841円
2~24カ月目:1,833円/月
同額割引0円(24カ月継続利用時)

つまり、最低2年間継続利用すれば、工事費は相殺され追加負担は発生しません。ただし、24カ月未満で解約すると、その残債分は一括請求される点に注意が必要です。

実際の初月コストの目安

例えば、2ギガプランに申し込んだ場合、初月にかかる費用の例は以下のとおりです。

  • 月額利用料:3,850円
  • 契約事務手数料:3,300円(初回のみ)
  • 工事費請求:1,841円 → 同額が割引される
  • 棟設備利用料:917円(11,000円÷12回) → 同額が割引される

結果として、実質の初月支払額は月額料金の3,850円+事務手数料3,300円のみ。2カ月目以降も、実質負担は月額料金のみとなり、追加費用はありません。

オプションを活用したコスト削減

NURO光では、スマホとのセット割(ソフトバンク/ワイモバイル)や、NUROでんき・NUROガスとの同時契約による月額割引(最大701円)も用意されています。うまく組み合わせることで、実質的な通信費はさらに抑えられるでしょう。

NURO光マンションプランは、初期費用の負担が軽く、月額料金も競合より安い水準に設定されており、契約期間の縛りもないため、コスパを重視する方に最適な選択肢です。通信速度と料金のバランスを求めるなら、非常に有力な候補といえます。

通信速度は速い?利用者のリアルな口コミと実測データ

NURO光マンションプランは、下り最大2Gbpsまたは10Gbpsという理論値が特徴ですが、実際の速度や安定性を左右するのは「実測値」と「住環境」です。ここでは、SNSや回線速度の測定サイトをもとにしたリアルな口コミと、実際の通信速度データをもとに、NURO光マンションの実態を具体的に解説します。

実測値は本当に速い?平均600Mbps超の実力

速度測定サイト「みんなのネット回線速度」によると、NURO光マンションプランの平均ダウンロード速度は約600〜800Mbps前後と、非常に高速な結果が出ています。これは一般的な光回線(1Gbpsプラン)で出る実測値の2〜3倍に相当する水準です。

  • NURO光 マンション(2Gbpsプラン):下り平均629.54Mbps(※有線接続)
  • ソフトバンク光(1Gbps):下り平均301.47Mbps
  • ドコモ光(1Gbps):下り平均272.57Mbps

数値上は「1Gbps=1000Mbps」ですが、実際の通信環境では500Mbpsを超えることは珍しく、NURO光の600Mbps台は抜群の快適さです。とくにZoom会議・4K動画視聴・FPS系オンラインゲームなど、帯域を多く消費する用途にも安定して対応できます。

SNSの口コミでは「速い」「安定」「不具合あり」も混在

SNS上の声を調査すると、おおむね満足度は高いものの、一部で不具合を報告する声もあります。以下は実際の利用者の投稿です。

  • nuro光マンションタイプ、夜でもパケロスなしで快適。ゲームも快適にできて満足」(2024年11月投稿)
  • 開通後、初日から700Mbps以上出ていて快適。NetflixやYouTubeもサクサク」(2025年2月投稿)
  • nuroに変えてから急に接続エラーが多発するようになった。原因はまだ不明」(2025年4月投稿)

通信品質は、回線だけでなくルーターの位置、他の家電との干渉、集合住宅の混雑具合にも左右されます。特に不具合を訴えるケースでは、「ONU(ルーター)の初期不良」「電子レンジやコードレス機器の干渉」などが原因とされることもあるため、設置環境の見直しがポイントになります。

実測レビュー|札幌市内アパートでの検証結果

実際に札幌市のアパートでNURO光マンション(2Gbps)を利用したユーザーによる速度テストの結果は以下の通りです(2025年3月時点、平日9時・12時・18時に計測)。

時間帯ダウンロード(無線)ダウンロード(有線)
9時台約497Mbps約620Mbps
12時台約460Mbps約610Mbps
18時台約420Mbps約560〜630Mbps

特に夜間でも400Mbpsを下回ることはほぼなく、安定性が高いことが確認されています。もちろん建物の回線混雑状況によっては変動しますが、「遅くなる時間帯でもストレスが少ない」というのは大きな強みです。

夜の速度低下問題は改善された?

かつてNURO光は「夜間の速度が極端に落ちる」という悪評がありました。2022年にはSNS上で炎上も発生しましたが、その後の設備増強・全国的なネットワーク改修により、2024年以降は夜間帯でも高速通信が安定しています。

現時点では「夜のZoom会議で途切れない」「4K動画が止まらず再生される」といった実体験に基づく声が多数あり、以前のような大規模な速度低下はほぼ見られなくなったというのが実情です。

「速さ」と「料金」のバランスは最強クラス

NURO光のマンションプランは、月額3,850円で2Gbpsの高速通信が可能というコストパフォーマンスの高さが大きな魅力です。さらに高性能なWi-Fiルーター(ソニー製)を無料レンタルできる点や、最大25,000円のキャッシュバック、セキュリティソフトの無料提供なども含めて、「料金」「速度」「特典」の三拍子が揃った回線といえます。

口コミや実測データを見る限り、NURO光マンションプランは「本当に速いのか?」という疑問に対して、多くの利用者が実感をもって「速い」と答えているサービスです。環境に応じた適切な設定と設置で、より快適なインターネット環境を構築できます。

契約前に知っておきたい3つのデメリット

NURO光のマンション向けプランは、料金の安さや通信速度の速さで注目されていますが、導入前に理解しておくべき注意点もあります。ここでは、利用を始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、見落とされがちな3つのデメリットを詳しく解説します。

1. 提供エリアが限定的

NURO光マンションプランは、全国どこでも契約できるわけではありません。現在提供されているのは、北海道・関東・中部・関西・中国・九州など一部の都府県のみで、かつその中でもNUROの設備が導入済みのマンションに限られます。

また、同じ都道府県内でも対応している地域・建物は限定的で、申し込みページで住所を入力しても「未対応」と表示されることがあります。導入可否は必ず公式サイトで確認してから検討しましょう。

2. 棟設備利用手数料がかかる

月額料金が安いことが魅力のNURO光マンションプランですが、見落としがちなのが「棟設備利用手数料」です。これは建物内の共有設備にかかる費用で、合計11,000円が12回に分割されて請求されます。

実質的にキャンペーンで毎月同額が割引される仕組みですが、12カ月以内に解約すると残額を請求されるため、短期間の利用を考えている方には実質的な負担になる可能性があります。

3. 引っ越し時の継続利用が難しい

引っ越しが多い方にとって、NURO光マンションプランはやや不向きな面があります。というのも、引っ越し先のマンションにもNUROの設備が導入されていないと再契約ができず、一度解約して再申し込みという手間が発生します。

しかも、24カ月以内の解約には工事費の残債が発生するため、移転時期によっては金銭的な負担が大きくなることも。頻繁に住まいが変わる可能性がある方は、契約時に将来的な引っ越しを見越したプラン選びが必要です。

これらのデメリットは、NURO光が「すべての人に完璧な選択肢ではない」ことを意味しています。しかし、住んでいるエリアや利用予定期間によっては、圧倒的な速度とコスパの高さが魅力になるケースも多いです。自分の状況に合っているか、慎重に見極めてから契約を検討しましょう。

NURO光マンションのメリットと向いている人の特徴

NURO光マンションプランは、通信費を抑えつつも高性能なインターネット環境を求める人にとって非常にコスパの高い選択肢です。以下では、主なメリットと、それがどんな人に適しているのかをわかりやすく解説します。

月額3,850円で高速通信が利用できる

一般的な光回線のマンションタイプは、月額4,000円〜4,500円が主流ですが、NURO光マンションプランは2ギガ回線で3,850円。しかも契約期間の縛りがないため、短期利用でも無駄な解約金が発生しません。加えて、Wi-Fiルーター一体型ONUが無料でレンタルできるため、初期投資も抑えられます。

最大2Gbps・10Gbpsの高速回線に対応

NURO光のマンションプランは、2ギガだけでなく、さらに高速な10ギガプランにも対応。実測値でも600Mbps以上を記録することが多く、4K動画視聴やオンラインゲームもストレスなく楽しめます。速度にこだわりたい方には十分なパフォーマンスです。

工事が早く、引っ越し直後でもすぐ使える

工事が宅内のみで済むため、申し込みから開通まで1〜2週間と非常にスピーディーです。引っ越し先で早くネット環境を整えたい方にとって、大きな安心材料となります。

セキュリティ・サポートも無料で充実

NURO光 Safe(セキュリティソフト)や、初回設定サポートが無料で付帯。パソコンやスマホの設定が苦手な方でも安心して導入できます。

こんな人に向いています

  • 高速回線を低価格で使いたい人
  • オンラインゲームや高画質動画を快適に楽しみたい人
  • 短期利用や引っ越しの予定がある人
  • ソフトバンク・ワイモバイルを使っていて、スマホ代を安くしたい人
  • 自宅で複数台の端末を同時に使う人

このようなニーズがある方にとって、NURO光マンションプランは非常に合理的な選択肢です。価格・速度・サービスのバランスに優れた回線を探しているなら、まず検討するべきプランと言えるでしょう。

キャッシュバック・セット割などお得な特典まとめ

NURO光マンションプランでは、月額料金の安さや高速通信に加えて、さまざまなキャンペーン特典が用意されています。ここでは、具体的なキャッシュバック金額やセット割の内容、適用条件などを整理し、見落としやすい注意点も含めてわかりやすく解説します。

最大34,000円のキャッシュバックが受け取れる

NURO光マンションプランでは、回線の申し込みと同時に対象のオプションサービスを契約することで、最大34,000円のキャッシュバックが受け取れます。対象プランは「2ギガプラン」「10ギガプラン」ともに対応しています。

オプション契約内容キャッシュバック金額
NUROでんきを同時契約6,000円
NUROガスを同時契約2,000円
ひかりTV for NURO(2プラン)12,000円
NURO 光 でんわを同時契約3,000円
NUROモバイル(NEOプラン)を同時契約14,000円

なお、すべての特典を同時に受け取るには、該当オプションをセットで申し込み、決められた期間までに開通・利用開始・支払い登録が完了している必要があります。

工事費は実質無料になる

マンションプランの初期工事費(44,000円)は、24カ月間にわたって月額割引されることで、実質無料になります。24カ月以内に解約すると残債の支払いが発生しますが、2カ月以内の解約なら違約金・工事費残債が免除される「2カ月お試し特典」が適用される場合もあります。

ソフトバンク・ワイモバイルとのセット割でスマホ代も節約

NURO光は「おうち割 光セット」に対応しており、ソフトバンクやワイモバイルのスマートフォン利用者は、毎月最大1,100円の割引を受けられます。この割引は、家族を含めて最大10回線まで適用可能で、契約者がNURO光でんわ(550円/月)を追加することが条件です。

NUROでんき・NUROガスとのセット契約で月額701円引き

NURO光では、電気・ガスのサービスも提供しており、NUROでんき・NUROガスを組み合わせて契約することで、月額最大701円の割引が適用されます。

セット内容月額割引額
NURO光+NUROでんき501円
NURO光+NUROガス200円
NURO光+NUROでんき+NUROガス701円

ただし、電気・ガス料金自体が現在契約中のプランよりも高くなる可能性もあるため、事前に料金シミュレーションを行うことを推奨します。

その他の無料特典

NURO光マンションプランには、以下のような付加価値の高い無料特典も含まれています。

  • セキュリティソフト(NURO光 Safe)無料提供
    最大7台まで利用可能。家族全体での端末管理にも便利です。
  • Wi-Fiルーター一体型ONUの無料レンタル
    ルーター購入や設定の手間がなく、設置も簡単です。
  • 初回の設定サポートが無料
    インターネット接続やメール設定、セキュリティ設定などをサポートしてくれるため、機器操作に不安がある方も安心です。

NURO光マンションプランは、月額料金の安さに加え、多数のキャッシュバックやセット割引を組み合わせることで、非常にお得に利用できるプランです。長期利用を前提にすれば、工事費やオプション費用も実質負担ゼロでスタートできるため、コスト重視の方にもおすすめです。ただし、特典の適用条件や期限、申請手続きの漏れには十分注意してください。

NURO光マンションが使えるか確認する方法

NURO光マンションプランを契約するには、まず「お住まいの物件が対応しているか」を確認する必要があります。なぜなら、NURO光は一般的な光コラボ回線と違い、専用設備が導入されている建物でしか利用できないためです。ここでは、公式サイトでの確認手順と、注意点について詳しく解説します。

公式サイトで住所検索する

NURO光マンションが利用できるかどうかを調べる最も確実な方法は、NURO光公式サイトでの住所検索です。次の手順で確認できます。

  1. NURO光公式サイトにアクセス
  2. 郵便番号または都道府県・市区町村・番地を入力
  3. 該当のマンション・アパート名が表示されるか確認

物件名が表示されれば、マンションタイプに対応済みで、申し込みが可能です。一方、表示されない場合は、対応外か導入が未完了ということになります。

表示されない場合の対処法

「自分のマンションが表示されない=NURO光は使えない」と諦めるのは早計です。次の選択肢を検討してみてください。

  • 戸建てプランを申し込む
    総戸数が少ないアパートなどでは、マンションプランではなく戸建てプランの対象になることがあります。ただし、宅内・屋外の2回工事が必要で、開通まで1〜3カ月かかる点に注意が必要です。
  • 導入希望のエントリーを行う
    NURO光の公式サイトでは、未対応物件でも「導入希望エントリー」が可能です。入居者の希望が多いと、後日NURO設備の導入が検討されることもあります。

NURO光 for マンションとの違いに注意

以前提供されていた「NURO光 for マンション」は、管理会社や大家による導入が前提でしたが、2024年10月で新規受付を終了しています。現在のNURO光マンションプランは個人申し込みベースで利用可能になっており、住民の人数にかかわらず契約できます。このため、「NURO光 for マンションに未対応だった物件」でも、新プランで利用可能になっているケースがある点に注意が必要です。

提供エリアも要チェック

NURO光のマンションプランは、以下の都道府県に対応しています(一部地域を除く)。

  • 北海道・東北:北海道、宮城、福島、山形(※東北は10ギガプランのみ)
  • 関東:東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
  • 中部:愛知、静岡、岐阜、三重
  • 関西:中国・九州:大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、岡山、広島、福岡、佐賀

エリア内でも物件ごとの対応状況が異なるため、必ず住所検索を行うことが重要です。

NURO光マンションが使えるかどうかは、物件の設備状況と提供エリアに依存します。まずは公式サイトでの住所検索から始め、必要に応じて導入希望を出すことで、より快適なネット環境の第一歩を踏み出しましょう。

他社の光回線との比較表|NURO光が向かないケースも紹介

NURO光マンションプランは、月額料金・通信速度ともに非常に優れたサービスですが、利用者の状況によっては他社回線の方が適している場合もあります。ここでは代表的な光回線とNURO光を比較し、それぞれの向き・不向きについて明らかにします。

主要回線のスペック比較

サービス名月額料金(マンション)最大速度工事期間の目安セット割契約期間解約金提供エリア
NURO光3,850円(2G)〜2Gbps/10Gbps1〜2週間ソフトバンクなしなし限定的(24都府県)
ドコモ光約4,400円〜最大1Gbps約2週間ドコモ2年契約等5,500円〜全国対応
auひかり約3,740円〜最大1Gbps約1〜3週間auプランあり4,730円〜地域により制限あり
ソフトバンク光約4,180円〜最大1Gbps約2週間ソフトバンク2年契約等5,500円〜全国対応
ビッグローブ光約4,378円〜最大1Gbps約1〜3週間auなど2年契約等3,300円〜全国対応

※料金は税込・契約条件やオプションによって異なる場合があります。

NURO光が「向かない」可能性があるケース

1. 提供エリア外のマンションに住んでいる

NURO光は独自回線を利用しているため、提供エリアが全国対応ではありません。特に地方都市や郊外では未対応エリアが多く、申し込み自体ができないケースもあります。

対策:全国対応のドコモ光やソフトバンク光が有力候補になります。

2. 開通まで1週間以内に使い始めたい

たとえ「工事1回・1〜2週間」で済むとされるNURO光マンションプランでも、マンションの設備状況や申込み時期によっては日数がかかることもあります。即日・即開通を求める人には不向きです。

対策:すぐに使いたいなら、すでに回線設備が整っているフレッツ光系列がベターです。

3. 単身・ライトユーザーで通信量が少ない

ネット利用がSNSや動画視聴中心で、特に高速通信を必要としないユーザーにとっては、月額が安価な1Gbps回線の方が経済的です。

対策:excite MEC光やDMM光など、3,800円前後の1Gbps回線が候補になります。

4. 引越しの予定がある

NURO光は引っ越し時に再契約が必要になるため、転居予定がある人は工事費残債などのリスクが発生します。

対策:移転手続きが簡単な光コラボ系サービス(ドコモ光・ソフトバンク光など)を検討しましょう。

自分に合った回線を選ぶためのチェックポイント

  • 速度重視(600Mbps以上) → NURO光(エリア内)
  • とにかく安くネットを使いたい → excite MEC光など
  • スマホ代を安くしたい → スマホキャリアとのセット割対応回線
  • 将来的な引越しも考慮したい → 全国対応の光コラボ系
  • 開通を急いでいる → すでに工事済の建物に対応する回線

NURO光は「エリア・建物条件・契約期間に縛られない」「高速&割安」な点で非常に優秀ですが、万人向けとは限りません。上記の比較表とチェックポイントを活用して、自分に最適な光回線を選んでください。

申し込みから開通までの流れと注意点

NURO光マンションプランの開通までは、申込後すぐに利用できるわけではなく、いくつかの手続きや工事が必要です。ここでは、実際の申し込みからインターネットが使えるようになるまでの流れと、見落としがちな注意点について詳しく解説します。

ステップ1|提供エリアと対象物件の確認

まず最初に行うべきは、自宅の住所がNURO光の提供エリア内かどうかの確認です。公式サイトの「提供エリア検索」で、郵便番号と住所を入力すると、対応しているかどうかがすぐに分かります。

対応している場合でも、マンションにNURO専用設備が導入されているかどうかがポイントです。設備未導入の場合、原則として「NURO光 for マンション」では申し込みできません。

ステップ2|オンラインで申し込み

提供エリア・設備対応の確認後、Web上で申し込みを行います。このとき必要になるのは以下の情報です。

  • 契約者情報(氏名・住所・連絡先)
  • 支払い方法(クレジットカードが推奨)
  • SMSが受信できる携帯電話番号

申し込みが完了すると、契約確認メールが届きます。このメールには「工事日予約ページ」へのリンクが記載されています。

ステップ3|工事日予約とスケジュール調整

申込完了後に表示される予約ページまたは後日送られてくるSMS/メールから、宅内工事の日程を予約します。希望日時がすぐに取れない場合もあるため、引っ越し前後に使いたい方は早めに申し込むのがベストです。

注意点:

  • マンションの総戸数が29戸以下の場合、宅内工事に加えて屋外工事も必要になることがあります。
  • 屋外工事がある場合、通常よりも開通までに1〜2週間長くかかる可能性があります。

ステップ4|宅内工事と開通

予約した日時に、ソニーネットワークコミュニケーションズの委託業者が訪問し、宅内工事を行います。作業内容は以下の通りです。

  • 宅内にONU(ルーター一体型機器)を設置
  • 電源・LAN接続などの初期設定
  • 電波状態や動作確認の実施

所要時間は通常1〜2時間ほどで、工事中は立ち会いが必須です。

工事完了後すぐにインターネット接続が可能になり、郵送で届く契約内容通知書に記載されたID・パスワードで「NUROマイページ」へのログインもできます。

よくある注意点・トラブルとその対策

注意点内容対策
設備未対応マンションにNUROの設備が未導入別の光回線を検討するか、管理会社へ導入希望を伝える
工事予約が取れない繁忙期は予約が埋まりやすい引越し前に早めの申し込みを
工事当日中止電波干渉や配管問題で施工不可になる場合がある代替回線の候補を事前に調べておく
解約時の残債24カ月以内の解約で工事費残債が発生2カ月以内ならお試し特典で無料になるキャンペーンを活用

スムーズに開通させるためのポイント

  • 公式サイトから申し込むとキャッシュバック特典の対象になる
  • 工事日は平日の方が予約が取りやすく、調整もしやすい
  • 開通後すぐにインターネットを使いたい場合は、設置する部屋のレイアウトを事前に整えておくとスムーズです

NURO光マンションプランは、最短で1〜2週間というスピーディーな開通が魅力ですが、提供エリアや設備状況、工事の調整によっては遅れるケースもあるため、できるだけ余裕を持って準備を進めるのが安心です。快適なネット環境を早く整えるために、上記の流れと注意点を押さえておきましょう。

まとめ|NURO光マンションは「安くて速い」けど条件次第

NURO光マンションプランは、「月額3,850円から使える高速回線」として非常に魅力的なサービスです。最大2Gbpsまたは10Gbpsの高速通信が可能で、実測でも600Mbps以上を記録することが多く、動画視聴やオンラインゲーム、テレワークにも快適に対応できます。

さらに、契約期間の縛りがなく解約金もゼロ、高性能ルーターやセキュリティソフトも無料提供、工事費も実質無料など、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

しかし、以下の点には注意が必要です。

  • 提供エリアが限定的:都市部の一部エリアに限られており、導入されていないマンションでは契約できません。
  • 棟設備利用手数料がかかる:実質無料になる仕組みですが、12カ月未満で解約すると残額の請求があります。
  • 引っ越しに弱い:引っ越し時は一度解約が必要で、再契約には再び初期費用や手間が発生します。

このように、NURO光マンションは条件が整っていれば「最強コスパ」の光回線ですが、住んでいる場所や将来のライフスタイルによっては、他の回線の方が合っている場合もあります。

契約前には、提供エリアや建物の対応状況を必ず確認し、引っ越し予定や利用期間も踏まえて検討することが大切です。条件にマッチすれば、NURO光マンションは通信費を抑えつつ、高品質なネット環境を整えたい方にとって理想的な選択肢となるでしょう。