YouTubeの年齢制限を解除する方法|スマホ・PC別の対処法と見れない理由も解説



目次

YouTubeの年齢制限とは?見れない動画の原因をチェック

YouTubeの年齢制限とは、18歳未満のユーザーが成人向けコンテンツを視聴できないように制限する仕組みです。対象の動画は、Googleアカウントに登録された年齢情報をもとに、自動的にフィルタリングされます。

また、YouTubeには「制限付きモード」という表示設定もあり、成人向けの動画だけでなく、暴力的・過激な表現や性的な内容を含むと判断された動画が非表示になります。このモードは図書館や学校、家庭内の共有パソコンなどでもよく利用されています。

年齢制限によって視聴できなくなる主な動画の例は以下のとおりです。

  • 暴力的な描写(戦争、ケンカ、残虐なシーン)
  • 性的な描写や過激なファッション
  • 薬物やアルコールの使用
  • 差別的な発言や過激な言論
  • チャレンジ系や危険行為を助長するコンテンツ

視聴制限がかかっている場合、動画自体が検索結果に出てこなかったり、クリックしても「この動画は年齢制限があります」といった表示が出たりします。Googleアカウントにログインしていても、18歳未満の年齢で登録されていると視聴できません。

さらに、年齢制限の影響で動画のコメント欄が見れなくなることもあります。これは、未成年者を不要な刺激から守るための措置とされており、不適切でない内容のコメントも一律で非表示となることがあります。

こうした制限は自分で設定することもできますが、意図せず有効になっている場合もあるため、見たい動画が表示されない原因を特定するには、アカウントの年齢情報や表示設定を一度確認することが重要です。年齢制限解除を希望する場合には、GoogleアカウントやYouTubeの設定を適切に見直す必要があります。

YouTubeの年齢制限を解除する方法スマホ・PC対応

YouTubeの年齢制限は、視聴者が成人向けコンテンツにアクセスできないようにするための仕組みです。スマートフォンやパソコンで制限を解除するには、それぞれのデバイスに応じた操作が必要です。ここでは、iPhone/AndroidアプリとPCブラウザ版での解除手順を詳しく解説します。

iPhone/Androidアプリで解除する方法

YouTubeアプリでは「制限付きモード」がオンになっていると、年齢制限付きの動画が表示されません。以下の手順でモードをオフにできます。

  1. YouTubeアプリを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンをタップ
  3. 「設定」をタップ
  4. 「全般」を開く
  5. 「制限付きモード」をタップしてオフに切り替える

制限付きモードをオフにしても解除できない場合は、Googleアカウントに登録されている年齢を確認しましょう。13歳未満で登録されていると、自動的に制限が有効になります。

また、保護者がファミリーリンクを使って制限を設定している場合は、そちらの解除が必要です。アプリを更新しても解除できないケースでは、一度ログアウトして再度ログインするか、ブラウザ版で確認してみてください。

パソコン(PC)で解除する方法

パソコンからYouTubeにアクセスしている場合も、制限付きモードの解除は簡単です。

  1. YouTubeにアクセスし、右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. メニューの一番下にある「制限付きモード」を選択
  3. 表示されたポップアップ内で「制限付きモードをオフにする」をクリック

複数のGoogleアカウントを使い分けている場合、解除操作を行っても別のアカウントでログインしていると再度制限が有効になることがあります。必ず使用しているアカウントごとに設定を確認してください。

会社や学校のパソコンなど、管理者によって制限がかけられている場合は、個人で解除することができません。この場合は、管理者に相談する必要があります。

年齢制限が解除されると、これまで非表示だった動画が検索結果に表示されるようになり、コメント欄も見られるようになります。ただし、コンテンツの内容によってはYouTubeのポリシーにより引き続き制限される場合があります。安全に視聴するためにも、解除後の利用には注意が必要です。

年齢制限が解除できないときの対処法7つのチェックリスト

年齢制限を解除したはずなのに動画が見られない場合、いくつかの原因が考えられます。以下のチェックリストをもとに、設定や環境をひとつずつ確認してみてください。

1. Googleアカウントの年齢情報を確認する

Googleアカウントに登録されている生年月日が18歳未満になっていると、YouTubeでは自動的に年齢制限がかかります。アカウント設定から正しい生年月日に修正してください。

Google アカウントの個人情報にアクセス

  • 「生年月日」を確認・編集

※一部の変更には保護者の承認や本人確認が必要になる場合があります。

2. ブラウザやアプリを再起動・再読み込みする

設定変更を行っても、アプリやブラウザが以前の情報を読み込んでいる場合があります。いったんYouTubeを閉じ、再起動または再読み込みしてから再度確認してください。

3. キャッシュと履歴を削除する

古い設定情報や一時ファイルが原因で、年齢制限が解除されないことがあります。ブラウザやアプリのキャッシュや閲覧履歴を削除することで解決することがあります。

  • ChromeやSafariの場合:「設定」→「閲覧履歴の削除」→キャッシュとCookieを選択
  • YouTubeアプリの場合:「設定」→「アプリ情報」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」

4. ファミリーリンクや保護者設定の影響を確認する

保護者がGoogleファミリーリンクを使って子ども用アカウントを管理している場合、年齢制限の解除は本人ではできません。保護者側の端末から制限を変更する必要があります。

また、会社や学校などのアカウントでは、管理者が制限をかけているケースもあります。その場合は個人での解除はできません。

5. 使用しているデバイスやアプリのバージョンを確認する

古いバージョンのYouTubeアプリやWebブラウザでは、設定が正しく反映されないことがあります。アプリストアや公式サイトから最新バージョンにアップデートしましょう。

  • iPhone/Android:App StoreまたはGoogle PlayでYouTubeを更新
  • PC:ChromeやEdgeなどのブラウザを最新版に更新

6. URLの裏技を試してみる

どうしても解除できない場合、動画のURLの前に「nsfw」や「pwn」を追加して閲覧できるケースもあります。ただし、これは非公式な方法のため、セキュリティやコンテンツの安全性については十分注意が必要です。

例。

  • 通常のURL:https://www.youtube.com/watch?v=xxxx
  • 裏技のURL:https://nsfwyoutube.com/watch?v=xxxx

※未ログイン状態でしか機能しない場合があります。

7. VPNやセキュリティソフトの影響を調べる

一部のVPNサービスやセキュリティソフトには、成人向けサイトを自動的にブロックする機能があります。知らずに制限が有効になっていることもあるため、一時的にVPNをオフにするか、フィルター設定を見直してください。

これらの7つのポイントを順番にチェックすることで、多くのケースで年齢制限が解除できるようになります。どうしても解除できない場合は、Googleサポートへの問い合わせも検討してください。

子どもや保護者向けの注意点と安全な視聴環境の作り方

YouTubeは手軽に楽しめる一方で、子どもにとっては刺激が強すぎるコンテンツや依存のリスクも含んでいます。保護者として安心して使わせるためには、適切な設定と家庭内でのルール作りが重要です。以下では、安全な視聴環境を整えるための具体的な方法をご紹介します。

ファミリーリンクでアカウントを管理する

13歳未満の子どもがGoogleアカウントを使う場合、保護者が「ファミリーリンク」という公式アプリを使って管理できます。ファミリーリンクでは、次のようなことが可能です。

  • YouTubeの制限付きモードを強制的にオンにできる
  • アプリのインストールや使用時間の制限ができる
  • 子どもの位置情報の確認ができる
  • アクティビティレポートで利用状況を確認できる

Google PlayやApp Storeで無料でダウンロードできます。

AirDroid Parental Controlを活用する

より高度な監視機能を求める場合は、「AirDroid Parental Control」もおすすめです。このアプリでは、子どものスマートフォンの画面をリアルタイムで確認したり、使っているアプリや視聴履歴をチェックしたりできます。学校や夜間のスマホ使用制限、緊急時の通知設定なども可能です。

使い方は保護者用・子ども用のアプリをそれぞれのスマートフォンにインストールし、連携させるだけ。iPhone・Android両方に対応しています。

子ども向けのYouTubeアプリを選ぶ

通常のYouTubeではなく、「YouTube Kids」アプリを使うことで、子ども向けに最適化されたコンテンツだけが表示される環境が作れます。教育的な動画やアニメ、音楽など、年齢に応じたフィルタリングが行われます。

また、タイマー機能で視聴時間を制限したり、特定の動画・チャンネルだけを許可するカスタム設定もできます。

家庭での視聴ルールを決めておく

技術的な対策とあわせて大切なのが、家庭内での話し合いです。次のようなルールを決めておくと安心です。

  • スマホやタブレットはリビングなど親の目の届く場所で使う
  • 視聴時間を決めて守る(例:1日30分まで)
  • 知らない人とのチャットやコメントはしない
  • 気になる動画があったら必ず親に相談する

ルールは一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に考えて作ることで納得感が生まれます。

安全なチャンネルの見極め方

すべてのコンテンツが自動的に安全とは限らないため、次のようなポイントでチャンネルを見極めましょう。

  • 視聴者の対象年齢が明記されているか
  • コメント欄が健全に管理されているか
  • 暴力的・過激な表現が含まれていないか
  • 学習や教育目的の要素があるか

公式チャンネルや教育系チャンネルを中心に選ぶと、安全性が高まります。

親が環境を整えることで、YouTubeは子どもにとっても有益な学びの場になります。設定とルールを組み合わせ、安全で安心できる視聴体験を目指しましょう。

よくある質問(FAQ)

年齢制限がかかっている動画はなぜ見られないのですか?

YouTubeでは18歳未満のユーザーが成人向けコンテンツにアクセスできないよう、自動的にフィルタリングされています。Googleアカウントに登録されている年齢情報や、制限付きモードの設定状況によって、動画が非表示になることがあります。また、ログインしていない状態でも制限がかかる場合があります。

自分の年齢が正しく登録されているのに見られないのはなぜですか?

制限付きモードがオンになっている可能性があります。年齢設定とは別に、YouTubeのアカウントやブラウザ設定でこのモードが有効になっていると、年齢制限付きの動画が見られなくなります。YouTubeの設定画面から制限付きモードをオフにしてください。

子どもが勝手に年齢制限を解除できないようにするには?

Googleファミリーリンクなどの保護者向け管理ツールを使えば、子どもが自分で制限を変更できないように設定できます。アプリのインストール制限や画面時間の制御も可能なので、安全な環境を保つことができます。

URLの裏技(nsfw、pwnなど)は安全ですか?

これらの方法は非公式であり、セキュリティ上のリスクを伴う可能性があります。動画を見ることができたとしても、外部サイト経由になるため、個人情報の漏洩やマルウェアの危険がゼロではありません。基本的には公式の方法で年齢制限を解除することをおすすめします。

職場や学校のパソコンで年齢制限が解除できないのはなぜですか?

企業や学校では、ネットワークや端末に管理者権限が設定されているため、個人で制限付きモードを解除できない場合があります。管理者がフィルタリングソフトを導入している可能性もあるため、必要であれば管理者に相談するしかありません。

YouTubeは13歳未満でも使えますか?

13歳未満の場合、保護者が管理するGoogleアカウントを通じてYouTubeを利用する必要があります。YouTube Kidsなどの年齢に合ったサービスを活用することで、より安全な視聴環境を整えることが可能です。

アカウントの年齢を後から変更できますか?

Googleアカウントの生年月日は「個人情報」の設定画面から変更できます。ただし、13歳未満で登録されたアカウントについては、保護者の同意や再認証が必要になる場合があります。手続きがうまく進まない場合は、Googleサポートに問い合わせることをおすすめします。

VPNを使っても年齢制限は解除されますか?

VPNを使っても年齢制限そのものが解除されるわけではありません。年齢制限はGoogleアカウントの設定やデバイス上の制限付きモードの状態によって決まるため、VPNだけでは根本的な解決にはなりません。むしろ一部のVPNは成人向けコンテンツを自動的にブロックする場合があるため、注意が必要です。

まとめ|年齢制限の解除で快適なYouTube視聴を

YouTubeの年齢制限は、視聴者の安全を守るための大切な機能ですが、正しく設定されていないと本来見られるはずの動画まで制限されてしまうことがあります。年齢設定や制限付きモード、デバイスごとの操作方法などをしっかり理解することで、多くのトラブルは未然に防ぐことができます。

スマホやパソコンで制限を解除する方法はそれぞれ異なるため、手順を確認しながら対応することが重要です。また、Googleアカウントの生年月日やアプリのバージョン、キャッシュの影響など、見落としがちな原因もあります。ひとつひとつ丁寧に確認していけば、視聴制限をスムーズに解除できるはずです。

さらに、子どもが利用する場合には、保護者による管理やルールづくりも欠かせません。ペアレンタルコントロールアプリやYouTube Kidsの活用、家庭での話し合いを通じて、安全かつ安心な動画視聴の環境を整えることが大切です。

年齢制限を正しく解除できれば、より自由に、より快適にYouTubeを楽しめるようになります。トラブルに悩まず、自分に合った方法で適切に設定し、ストレスのない動画ライフを送りましょう。