日本で安く使えるおすすめVPN5選|月額300円台~!コスパ重視の選び方

目次

VPNとは?日本での利用メリットをサクッと解説

VPNとは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略で、インターネット上に仮想の専用回線をつくる仕組みです。これにより、第三者に見られにくく安全な通信を行うことができます。たとえるなら、混雑した公道ではなく、鍵付きの専用トンネルを使ってデータをやり取りするようなものです。

日本においても、VPNの活用は年々広がっています。節約を重視する方にとっても、「料金の安さ」だけでなく「支払う価値のある実利」が得られる点がポイントです。

VPNを使うと何ができる?節約目線での日本の使い方

日本でVPNを活用することで得られる主なメリットには、以下のようなものがあります。

  • 海外サイトや限定サービスにアクセス可能
    海外の通販サイトやサブスクは、日本で契約するよりも料金が安い場合があります。VPNで接続先を変更すれば、これらのお得な価格で契約できる可能性が広がります。
  • YouTube PremiumやSpotifyを海外価格で契約
    日本で契約すると月額1,000円前後かかるサービスが、VPNを使ってインドやアルゼンチン経由で契約すれば数百円で済むことも。月額数百円のVPNを利用しても十分お釣りが出る節約術です。
  • フリーWi-Fiでも安全に通信できる
    カフェや図書館でスマホ通信を節約したいときに便利なのがフリーWi-Fiですが、セキュリティ面が心配な方も多いはず。VPNを使えば、通信内容が暗号化されるため、安心してネットを使えます。格安SIMと組み合わせれば、月の通信費を大きく抑えることも可能です。
  • IPアドレスの地域制限を回避できる
    海外旅行中に日本のサイトやアプリを使いたい場面、または日本から海外のサービスにアクセスしたい場面でも、VPNがあればスムーズに接続できます。たとえば、海外からだと見られない日本のドラマや番組にもアクセス可能です。

「VPN=高い」はもはや誤解

かつてVPNは「ビジネス用途」「専門家向け」「高額」といったイメージが強く、一般ユーザーには縁遠いものでした。しかし、今では月額300〜500円台で利用できるサービスも登場し、価格面でも大きく変化しています。

さらに、使った分だけ課金されるタイプや、未使用分を繰り越せる料金体系を採用するVPNもあり、節約志向のユーザーに最適です。たとえば、「普段は使わないけど旅行のときだけVPNを使いたい」といったニーズにも応えられます。

通信の安定性・セキュリティ・日本語サポートといった基本的な品質も、安価なVPNでも十分確保されているため、「安い=低品質」とは限りません。

つまり、VPNは「節約」と「安心」を両立できるツールになってきており、今こそ個人でも気軽に取り入れる価値があるサービスです。

VPNを使うと節約できる!具体的な活用シーン

VPNは「通信を守るだけ」のツールではなく、日常生活のさまざまな支出を抑えるためにも活用できます。ここでは、節約志向の方にとって実際に役立つ活用シーンを紹介します。

海外から日本のサービスを格安で使える

日本の動画配信サービスやECサイトの中には、海外からアクセスすると制限がかかったり、表示価格が高くなることがあります。VPNを使えば、日本のIPアドレスに切り替えることで、国内向け価格で利用できるようになります。

たとえば、海外滞在中にAmazonプライムやU-NEXTを日本の価格で契約したり、メルカリや楽天市場を使ったりすることが可能になります。わざわざ高額な国際版サービスに頼らずに済むため、月単位・年単位での節約につながります。

航空券・ホテル予約の“地域格差”を回避

航空券やホテルの予約価格は、アクセス元の国や地域によって変動する「ダイナミックプライシング」が採用されています。VPNを使って複数の国のサーバーから同じ航空券を検索してみると、数千円〜数万円の差が出ることもあります。

VPNがあれば、自分にとって最も安く表示される国のサーバーを選んで予約できるため、旅行や出張のコストを賢く抑えることができます。これは一度知ってしまうと手放せないテクニックです。

通信費そのものを減らせる

VPNは間接的にスマホやPCの通信費を減らす手段にもなります。たとえば、フリーWi-Fiを活用する際にVPNを併用すれば、セキュリティ面の不安を解消しつつモバイル通信を温存できます。

これにより、格安SIMの低容量プランでも十分生活できるようになり、月額の通信費を見直すことが可能になります。特に、1GBや3GBプランで抑えている方にとっては、VPNとの併用が心強い味方になります。

家族全員で使えば“まとめ割”的な節約効果も

多くのVPNサービスでは「同時接続台数」が決まっており、1契約で複数の端末をカバーできます。たとえば5台〜10台まで接続可能なサービスを選べば、家族全員でVPNをシェア可能。

1人ずつ別々に契約するよりも圧倒的にコスパが良く、1台あたりの実質月額を100円以下に抑えることもできます。家庭内のスマホ・PC・タブレットをまとめて守りながら、出費も分散できる節約術です。

セール情報を“地域別”に比較できる

海外通販サイトでは、国ごとにセールの内容や割引率が異なる場合があります。VPNを使えば、アメリカ・ドイツ・オーストラリアなど各国のサーバー経由でアクセスし、セール価格を比較することができます。

同じ商品でも「アメリカでは40%オフ、日本では20%オフ」といった違いがあるため、購入のタイミングや地域を見極めて、もっともお得な価格で買い物ができます。

このようにVPNは、支出の見えない“ムダ”を可視化し、日常のあらゆるシーンで支出を抑えるサポートをしてくれます。月数百円の投資で得られる節約効果は、使い方次第でその何倍にもなります。

日本で安く使えるおすすめVPN5選【月300円台~】

節約志向の方にとって、VPN選びで最も重要なのは「コスパの良さ」です。ここでは、日本国内で使える主要なVPNサービスのうち、月額300円台から使えて安心・高性能なものを5つ厳選しました。いずれも安さだけでなく、使い勝手やセキュリティ、サポート体制なども加味して選出しています。

MillenVPN|安心の日本企業×圧倒的な安さ

MillenVPNは、日本企業のアズポケット株式会社が運営しているVPNサービスで、2年プランなら月額396円という圧倒的な安さが魅力です。VPN初心者にも使いやすい設計で、日本語サポートも完備されています。

  • 月額396円~(2年プラン)
  • 日本語完全対応、ノーログポリシーあり
  • 同時接続最大10台
  • 50カ国・1,300台以上のサーバー
  • 30日間の返金保証あり

セキュリティ・通信速度ともに高水準で、NetflixやYouTube Premiumの地域切り替えも快適にこなせます。家族でシェアして使えば、実質100円以下も可能です。

2位

MillenVPN

アズポケット

本拠地日本
月額料金最低価格1,738円
年額料金最低価格7,128円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数1,300台以上
VPNサーバー設置国数72カ国
対応OSWindows、macOS、Android、iOS

MillenVPNがおすすめの理由

MillenVPNがおすすめの理由は「日本のVPNサービス」「月額396円と激安」「中国、ロシアからアクセス可能」という点です。

MillenVPNの最大のメリットは、日本の国産VPNですので、日本人には使い方もわかりやすく、サポートも安心して利用できるVPNサービスです。さらに月額396円(税込)~と格段に月額料金が安く、さらに一回限りの利用のワンタイムプランも最短7日から利用できるため、短期の旅行でも活躍するVPNサービスとなっています。

さらに中国やロシアからVPNを通して、日本のVODサービスなども利用することが可能です。

デメリットは、サーバー台数が世界企業のVPNサービスと比較すると少ない点です。

ポイント日本国産のVPNで使い勝手抜群。月額396円と料金も激安
本拠地日本
月額料金最低価格1,738円
年額料金最低価格7,128円
プラン別の月額料金7日プラン:638円
15日プラン:1,078円
30日プラン:1,738円
プラン別の年額料金1年プラン:7,128円
2年プラン:9,504円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数1,300台以上
VPNサーバー設置国数72カ国
対応OSWindows、macOS、Android、iOS
同時接続台数10台
ノーログポリシー
セキュリティ通信の盗聴や改ざん防止、金融機関レベルの高度なセキュリティ、暗号化通信など
サポートメール
日本語対応

セカイVPN|2ヶ月無料でたっぷり試せる老舗

セカイVPNは、1995年創業のインターリンクが提供する老舗VPN。なんと「最大2ヶ月間」無料で使える点が大きな強みです。初期費用をかけずにじっくり試したい方におすすめです。

  • 月額1,100円(初回2ヶ月無料)
  • 通信が安定していて接続もスムーズ
  • 日本語サポート完備
  • 同時接続3台まで

料金だけ見るとやや割高ですが、長期的に利用する場合は割引プランもあり、サポート重視の方には根強い人気があります。

9位

インターリンク

本拠地日本
月額料金最低価格1,100円
年額料金最低価格13,200円
無料体験○最大2カ月
VPNサーバー台数
VPNサーバー設置国数10カ国
対応OSWindows、macOS、Android、iOS、Chrome

セカイVPNがおすすめの理由

セカイVPNがおすすめの理由は「日本国産のVPNサービス」「費用が安い」「セカイブラウザが使える」点です。

セカイVPNは、日本国産のVPNサービスです。1995年からプロバイダー業を行っている事業歴の長さが信頼できるVPNサービスと言えます。

また、最大2カ月間の無料体験があり、月額料金が1,100円と非常に安く利用できるメリットがあります。

さらにWindowsとMacでご利用いただける無料ブラウザアプリ「セカイブラウザ」が便利です。アプリをインストールするだけなので、設定が簡単で、日本のサーバーを利用しているため、海外からブラウザ経由で日本の動画やウェブサイトを閲覧可能です。

デメリットは、サーバー台数が公開されていないこと、対応している国が10カ国と少ないことが挙げられます。

ポイント日本国産のVPN。設定がほぼ不要のセカイブラウザが利用可能
本拠地日本
月額料金最低価格1,100円
年額料金最低価格13,200円
プラン別の月額料金1,100円
プラン別の年額料金13,200円
無料体験○最大2カ月
VPNサーバー台数
VPNサーバー設置国数10カ国
対応OSWindows、macOS、Android、iOS、Chrome
同時接続台数3台
ノーログポリシー
セキュリティ暗号化通信
サポートメール
日本語対応

NordVPN|グローバル大手×年間契約で超格安

NordVPNは世界最大手クラスのVPNで、セキュリティ・速度ともに最高レベル。日本語サポートもあり、年間プランにすると実は国内VPNよりも安くなる場合もあります。

  • 月額550円~(2年契約の場合)
  • 世界60カ国以上に5,800台超のサーバー
  • ノーログポリシー・キルスイッチ完備
  • 最大6台まで同時接続可能
  • 30日間返金保証付き

海外サーバーを使ってセール価格を比較したい、さまざまな国の動画配信を楽しみたい方にはぴったり。日本発のサービスにこだわらない方なら、非常にコスパの高い選択肢です。

1位

NordVPN

NordVPN

本拠地パナマ
月額料金最低価格1,960円
年額料金最低価格10,350円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数6,327台以上
VPNサーバー設置国数111カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS

NordVPNがおすすめの理由

NordVPNがおすすめの理由は「圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国の多さ」「マルウェア検知などのセキュリティ」「最大10台の利用」です。

NordVPNは、サーバー設置台数で業界1位、2位を争う世界標準のVPNサービスです。圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国が多く、安定した通信速度でVPN利用ができます。暗号化による保護、マルウェア対策、広告ブロックなどのセキュリティも万全です。

さらに最大10台まで利用できるため、多くのデバイスをお持ちの方やご家族での利用などのシチュエーションで活躍します。

デメリットは、高機能な分、若干料金が高い点です。

ポイント圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国の多さで安定・高速通信
本拠地パナマ
月額料金最低価格1,960円
年額料金最低価格10,350円
プラン別の月額料金ベーシック:1,960円
プラスワン:2,110円
コンプリート:2,260円
プラン別の年額料金ベーシック:10,350円
プラスワン:12,450円
コンプリート:14,700円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数6,327台以上
VPNサーバー設置国数111カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS
同時接続台数ベーシック:6(プラスワン:10、コンプリート:無制限)
ノーログポリシー
セキュリティマルウェア保護、トラッカーと 広告ブロッカー、クロスプラットフォーム対応のパスワー ド管理アプリ、情報漏えいスキャナー、1TBの暗号化されたクラウドストレージ
サポートライブチャット、メール
日本語対応

カベネコVPN|使った分だけ!節約志向に特化

カベネコVPNは、使った日数だけポイントを消費する仕組みで、使わなかった日は自動で繰り越されます。普段あまりVPNを使わない方にはぴったりな料金体系です。

  • 月額480円~(1年プラン)
  • ポイント制で無駄が出にくい
  • 最大4台まで同時接続可能
  • 自動繰り越しで実質利用期間が伸びる

「旅行のときだけ」「セールのときだけ」など、スポットでVPNを使いたい人にとって、無駄のない設計が高評価です。

良之助VPN|最短3日から使える短期特化型

良之助VPNは、最短3日から使える短期利用向けVPN。ちょっとだけVPNが必要というニーズに応えた珍しいサービスで、1週間510円など、使いたい期間に応じて細かく選べます。

  • 3日170円/1週間340円/2週間510円~
  • 1年プランでも月額850円と手頃
  • 遠隔サポート対応で初心者も安心
  • 同時接続2~4台まで

月単位の契約にしばられたくない人や、出張・海外旅行中だけVPNを使いたい人におすすめです。

これらのVPNはいずれも、月額500円以下で利用でき、節約を目的とした利用でも十分に“元が取れる”ものばかりです。毎月の通信費やサブスク契約を見直すうえで、頼れる選択肢となるでしょう。

VPN・VPNアプリ・VPNサービス比較

順位サービス名運営会社ポイント本拠地月額料金最低価格年額料金最低価格無料体験VPNサーバー台数VPNサーバー設置国数対応OS同時接続台数ノーログポリシーサポート日本語対応月額料金の安さ年額料金の安さVPNサーバー台数VPNサーバー設置国数セキュリティの充実総合公式
1位NordVPNNordVPN圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国の多さで安定・高速通信パナマ1960円10350円○30日間6327台以上111カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOSベーシック:6(プラスワン:10、コンプリート:無制限)ライブチャット、メール1.852.583.044.803.733.20公式サイト
2位MillenVPNアズポケット日本国産のVPNで使い勝手抜群。月額396円と料金も激安日本1738円7128円○30日間1300台以上72カ国Windows、macOS、Android、iOS10台メール2.393.601.412.892.792.62公式サイト
3位SurfsharkSurfsharkセキュリティ機能が充実。サーバー台数も多く通信は安定オランダ2308円5856円○30日間3200台以上100カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS無制限ライブチャット、メール1.003.992.074.245.003.26公式サイト
4位PIAPrivate Internet Access業界1位、2位を争うサーバー台数で高速通信。料金も格安アメリカ1304円4359円○30日間30000台以上91カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge無制限ライブチャット、メール3.304.445.003.783.013.90公式サイト
5位ExpressVPNExpressVPN無制限のプレミアム帯域による高速通信。ルーター利用のVPNが可能英領ヴァージン諸島1943円14976円○30日間3000台以上105カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge8台ライブチャット、メール1.891.002.004.493.012.48公式サイト
6位CyberGhostCyberGhost S.R.L.高速通信にこだわったVPNサービス。115カ国にサーバー設置し、高速通信が可能ルーマニア1790円12000円○45日間6800台以上115カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Amazon7台ライブチャット2.272.023.085.002.853.04公式サイト
7位PureVPNPureVPN20Gbpsの高速通信が可能。料金も安くコスパ良し香港1643円6732円○31日間6500台以上70カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox10台ライブチャット、メール2.633.723.052.822.853.02公式サイト
8位Glocal VPNグローカルネット日本国産のVPN。目的によってプランが選べる。中小企業利用も可能日本990円9350円○7日間100台以上15カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS1台メール3.812.931.001.151.502.08公式サイト
9位セカイVPNインターリンク日本国産のVPN。設定がほぼ不要のセカイブラウザが利用可能日本1100円13200円○最大2カ月10カ国Windows、macOS、Android、iOS、Chrome3台メール3.631.611.001.001.001.65公式サイト
10位RAKULINKDIRECT PROVIDER年間契約なら費用が安い。お得なキャンペーンがあるモンゴル1950円14400円○1週間Windows、macOS、Android、iOS、Amazon、ルーター1台メール1.871.201.001.001.501.32公式サイト
11位スイカVPNMAJ Tech日本国産のVPNサービス。土日祝日対応、同時接続数50台と多い日本1097円11258円○30日間45カ国Windows、macOS、Android、iOS50台メール3.632.271.002.061.792.15公式サイト
12位Proton VPN PlusProton AG10GbpsサーバーとVPN Acceleratorで高速接続スイス823円9880円○30日間4461台以上91カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome10台メール4.072.742.513.782.183.06公式サイト
13位IPVanishIPVanishWireGuardで高速接続。同時接続数も無制限で使い勝手が良いアメリカ1949円5999円○30日間2400台以上90カ国Windows、macOS、Android、iOS、Chrome、Amazon、ルーター無制限ライブチャット、メール、電話1.883.951.793.732.462.76公式サイト
14位VyprVPNCertida信頼性抜群のVPNサービス。中国、ロシアも対応可能スイス1500円9000円○30日間700台以上70カ国Windows、macOS、Android、iOS5台ライブチャット、メール2.973.041.212.823.062.62公式サイト

無料VPNとの違い|無料は本当に「節約」になる?

「できれば無料で済ませたい」と考えるのは、節約志向の方にとってごく自然な発想です。しかし、VPNに関しては「無料=お得」とは限りません。むしろ、無料VPNを使うことで思わぬリスクや出費につながるケースも少なくありません。

セキュリティ面での不安が最大のネック

無料VPNは運営コストを利用者からの料金ではなく、別の形で回収する必要があります。中には以下のようなリスクが潜んでいます。

  • 通信データの収集・販売
    利用者の閲覧履歴や個人情報を第三者に売却することで収益を得ているサービスもあります。これは、VPN本来の「プライバシー保護」という目的と真逆の行為です。
  • 暗号化レベルが低く、攻撃に脆弱
    通信内容が十分に暗号化されていない、またはセキュリティ対策が甘い無料VPNも多く存在します。これでは、公共Wi-Fiを使う場面などでかえって危険を増やす結果になります。
  • マルウェアが仕込まれている事例も
    アプリに広告だけでなく、悪質なソフトが仕込まれていたという報告も過去に複数あります。無料だからといってインストールしてしまうのは、かえって高くつくリスクです。

通信速度・データ量に大きな制限あり

無料VPNは通信速度が遅く、データ転送量にも厳しい制限があることが一般的です。動画視聴やサブスク契約、海外通販などの「節約用途」で使おうとすると、以下のような支障が出る可能性があります。

  • 動画が途中で止まる、画質が極端に落ちる
  • 通信制限に達してしまい、途中で接続不可になる
  • サーバーの混雑で接続に失敗する

これでは、VPNで安く契約したYouTube PremiumやNetflixもストレスだらけになり、結局は「有料プランに戻すしかない」という事態になりがちです。

安さと安心を両立するなら“格安有料VPN”が正解

現在は、月額300〜500円程度で使える有料VPNが複数存在します。たとえばMillenVPNやカベネコVPNなどは、日本企業が運営しており、低価格ながらセキュリティや通信品質も確保されています。

また、以下のような特徴もあるため、実質的には無料よりもコスパが高くなります。

  • 使わなかった日数分を自動繰り越し(カベネコVPNなど)
  • 家族で端末をシェアして、1人あたりの料金を圧縮(同時接続5台以上)
  • 初期費用ゼロ+返金保証付きで、気軽に試せる

節約を目的にVPNを使うのであれば、数百円の月額を“損”と考えるのではなく、「セキュリティと快適さへの投資」ととらえるのが合理的です。無料VPNは一見お得に見えますが、裏で大きな代償を払う可能性がある点を、忘れてはいけません。

失敗しないVPNの選び方|節約志向のあなた向け

VPNを選ぶとき、つい「一番安いものを選べばいい」と考えがちですが、それだけでは後悔する可能性があります。節約を意識しているからこそ、短期的な出費だけでなく、長期的な満足度とコスパを重視して選ぶことが重要です。ここでは、節約を重視する方がVPNを選ぶうえで押さえておくべき4つのポイントを紹介します。

月額料金だけで比較しないこと

たとえ「月額300円」と表示されていても、それが1年契約や2年契約で初めて適用される価格である場合が多く、短期利用だと割高になることがあります。自分の利用頻度や目的を整理し、実際に支払う合計金額と利用期間のバランスを見極めることが大切です。

また、ポイント制や日割りで使えるプランを提供しているVPN(例:カベネコVPNや良之助VPN)は、使わない期間がある人ほどお得になる料金体系です。「毎日使うわけじゃない」という人にこそ向いています。

無料期間や返金保証があるか確認

VPNを選ぶ際に安心できるのが、「無料お試し期間」や「返金保証」です。これがあると、使ってみて合わなかったときでも金銭的な損失がありません。

  • セカイVPN:最大2ヶ月の無料体験
  • MillenVPN:30日間返金保証
  • 良之助VPN:7日間の返金保証

これらの制度は、自分に合ったVPNを見つけるまでの“保険”として活用できます。「安物買いの銭失い」を避けるためにも、無料期間付きのVPNを試してから本契約するのがおすすめです。

日本語サポートとアプリの使いやすさ

節約志向の方にとって、「トラブルで何時間も調べる」ことこそ最大の時間コストです。VPNがうまく接続できなかったり、設定がわかりにくかったりする場面で、日本語サポートの有無は大きな安心材料になります。

また、アプリが直感的に使えるかどうかも重要です。MillenVPNやセカイVPNなど日本企業が運営するVPNは、日本語での案内やサポート体制が充実しており、初心者にも優しい設計になっています。

「なんとなく英語でも使えそう」と思っても、トラブル時に冷静に英文対応するのは想像以上に大変です。自分のストレスを減らすためにも、日本語対応のVPNを選ぶ価値は高いといえます。

サーバー数・同時接続台数はコスパに直結

VPNによって、利用できるサーバーの数や設置国の数は大きく異なります。特に節約目的でVPNを活用する場合は、「セールの価格比較」「地域別契約」などで複数国にアクセスできることが重要になります。

また、同時接続台数も要チェックです。家族やパートナーとシェアすることで、1台あたりのコストをさらに下げられるため、5台〜10台以上の同時接続が可能なVPNは、実質的なコスパが非常に高くなります。

たとえば、

  • MillenVPN:最大10台まで
  • スイカVPN:最大50台まで
  • NordVPN:最大6台まで

このようなVPNを選べば、1契約で家庭内すべての端末をカバーでき、「1人あたり月100円以下」も十分可能です。

「VPNで節約」を成功させるためには、単に“安い”だけでなく、“安心して長く使える”ことが鍵になります。月額だけに惑わされず、自分のライフスタイルや目的に合ったVPNを、情報をもとに冷静に選ぶことが大切です。適切なVPNを選べば、初期コスト以上の節約効果が見込めるのは間違いありません。

よくある質問|VPN選びで迷う人向けQ&A

VPNは違法じゃないの?

日本でVPNを使うことは違法ではありません。VPNはもともと企業の通信を安全に守るために使われてきた技術で、個人でも正しく使えばまったく問題ありません。ただし、一部の国ではVPNの利用が規制されている場合もあるため、海外旅行中に使うときは現地の法律を確認することが大切です。

スマホだけでも使える?

ほとんどのVPNサービスは、iPhoneやAndroidといったスマートフォンでも簡単に使えます。専用アプリをダウンロードしてログインすれば、あとはワンタップで接続できます。パソコンやタブレットとあわせて使いたい場合でも、同時接続台数が多いサービスを選べば問題ありません。

海外でも日本のサイトを見られる?

VPNを使えば、海外からでも日本のIPアドレスを使ってアクセスできます。そのため、たとえば海外出張中に日本のニュースサイトを読んだり、NetflixやAmazonプライムなどの日本向けサービスを使ったりすることが可能です。逆に、日本にいながら海外のサービスを使いたいときにも有効です。

月額料金は安くなるの?

VPNサービスは、プランの選び方次第で大きく料金を抑えられます。たとえば、2年契約なら月額300円台まで下がることもあり、日常的に使う予定がある方には長期契約が断然お得です。また、使った日数だけ課金されるポイント制のサービスや、使わなかった分を繰り越せる仕組みを採用しているVPNもあります。

無料VPNでも十分?

無料VPNは一見お得に見えますが、通信速度が遅かったり、セキュリティが不安定だったりするため、節約目的にはあまり向いていません。なかには通信データを収集・販売する悪質なサービスもあるため、結果的にリスクやトラブルで損をするケースもあります。月300~500円程度で使える有料VPNなら、安心かつ快適に使えるうえ、サブスク節約やセール価格比較などでしっかり元が取れます。

解約は簡単にできる?

多くのVPNサービスは、オンライン上のマイページから簡単に解約手続きができます。また、返金保証期間内であれば、理由を問わず全額返金してくれるサービスも多いです。とくに節約を重視するなら、「返金保証つき」「無料お試しあり」といった条件が整っているVPNを選ぶと、万が一合わなかった場合でも安心です。

家族でシェアして使える?

同時接続台数が多いVPNを選べば、家族で1つの契約を共有することも可能です。たとえばMillenVPNなら10台、スイカVPNなら最大50台まで接続できます。自分用のスマホ・PCだけでなく、家族の端末もまとめてVPNで守れるので、コスパの面でも非常に優れています。

VPN選びで悩んでいる方の多くは、「どれを選べば損しないか」「自分の使い方に合うか」で迷いがちです。上記のようなポイントを押さえれば、節約しながら安心して使えるVPNを見つけやすくなります。無理に高機能なサービスを選ぶより、自分の生活にフィットするシンプルでお得なVPNを選ぶことが、結果的に最良の選択となります。

まとめ|VPNを賢く使って節約をもっと進めよう!

VPNは、単なるセキュリティツールではなく、日々の生活費を抑える「節約の味方」として非常に有効です。格安サブスク契約、海外通販の価格比較、フリーWi-Fiの安全利用、家族でのコストシェアなど、活用シーンは思っている以上に幅広く、使い方次第で月数千円単位の支出削減も可能になります。

中でも、月額300〜500円台で使える有料VPNは、無料VPNと比べて通信の安定性・セキュリティ・サポート面すべてで優れており、実質的には「無料よりコスパが高い選択肢」です。さらに、同時接続台数が多いサービスを選べば、家族全員での利用もOK。1台あたりの実質料金を100円以下に抑えることも現実的です。

また、使わなかった分を繰り越せる「カベネコVPN」や、必要な日数だけ使える「良之助VPN」など、節約志向に特化した料金体系を持つVPNも登場しており、「使った分だけ払う」スタイルで無駄な出費をさらに抑えられます。

節約の第一歩は、ムダな固定費や“気づかない出費”を可視化して見直すことです。VPNはその助けになるだけでなく、安全性もプラスされるため、コスト以上のリターンをもたらしてくれます。月数百円の投資で、通信費・サブスク・旅行費などあらゆる分野に節約効果が波及するVPN、今こそ賢く取り入れてみてはいかがでしょうか。