VPN拡張機能とは?特徴・選び方・おすすめVPNサービス



目次

VPN拡張機能とは?

VPN拡張機能とは、ブラウザ専用に設計されたミニアプリで、ChromeやEdgeなどのWebブラウザに追加して利用するVPNツールです。通常のVPNアプリがパソコン全体やスマートフォン全体の通信を保護するのに対して、拡張機能はブラウザ内の通信だけを対象に暗号化を行います。

ブラウザの拡張機能として動作するため、インストールや設定が非常に簡単です。ChromeウェブストアやEdgeアドオンストアで希望するVPN拡張機能を検索し、ワンクリックでブラウザに追加できます。その後、VPNサービスにログインし、使用したいサーバーを選択するだけで、すぐにVPN通信が開始されます。通常のアプリ版VPNに比べて手間がかからず、PCやスマホに負担をかけにくいのも特徴です。

VPN拡張機能は主に以下の3つの役割を担っています。

  1. ブラウザ内の通信データを暗号化する
    ブラウザでのWeb閲覧やフォーム入力、動画視聴などのデータを第三者から保護します。たとえば公共Wi-Fiを利用する場合でも、ブラウザ経由の通信だけは盗み見を防ぐことが可能です。
  2. IPアドレスの匿名化とWebRTCブロック
    ブラウザ標準機能の「WebRTC」によって本来なら漏れてしまうIPアドレスを、拡張機能側で遮断することができます。これにより、自宅のグローバルIPアドレスや企業ネットワーク情報が意図せず流出するリスクを防ぎます。Web会議やライブ配信を利用する際にも、身元情報を隠すことができます。
  3. 地域制限(ジオブロック)を回避する
    VPN拡張機能を使うと、アクセス元の地域情報を偽装できます。たとえば日本からアメリカ限定のサービスにアクセスしたい場合、拡張機能でアメリカのサーバーに接続するだけで、現地ユーザーとして認識され、コンテンツにアクセスできるケースがあります。これは動画配信サイトやスポーツ中継、海外ニュースサイトなどを利用したいときに大きなメリットとなります。

一方で、VPN拡張機能には注意すべきポイントもあります。ブラウザ以外のアプリケーション、たとえばメールアプリやオンラインゲーム、ファイル転送アプリなどの通信は一切保護されません。あくまで「ブラウザ内だけ」のセキュリティ強化手段であり、すべての通信をカバーするには専用のVPNアプリ版が必要です。

さらに、無料のVPN拡張機能にはセキュリティリスクが潜んでいることもあります。無料版では、通信速度の低下、接続の不安定さ、マルウェア混入リスク、個人情報の漏洩リスクが指摘されています。無料版を使う場合でも、Windscribeのような、実績のあるプロバイダが提供するものを選ぶことが重要です。

また、VPN拡張機能は日本語に対応していないことも多く、英語表記に慣れていないユーザーにとっては設定や利用時にストレスを感じる場合があります。日本語に対応したVPNサービスを選ぶことで、使いやすさが大きく向上します。

VPN拡張機能は、

  • とにかく簡単にVPNを試したい方
  • ブラウザだけをサクッと安全に使いたい方
  • 地域制限を回避して海外サイトを見たい方

にとって、非常に優れた選択肢です。

一方で、デバイス全体のセキュリティを本格的に確保したい場合は、アプリ版VPNとの併用を検討するとよいでしょう。

VPN拡張機能を使うメリット

VPN拡張機能を利用することで、通常のアプリ版VPNとは異なる便利さや効率性を得ることができます。ここでは、代表的なメリットを詳しく解説します。

インストールと設定が簡単

VPN拡張機能は、専用アプリをインストールする必要がなく、ブラウザ上から数クリックで導入できる手軽さが最大の魅力です。たとえば、Chromeウェブストアから拡張機能を追加し、ログインするだけで即座にVPN接続が可能になります。これにより、パソコンのストレージを圧迫せず、ソフトウェアの更新作業も不要なため、初心者でもストレスなく導入できます。さらに、拡張機能はブラウザ単位で管理できるため、必要に応じてオンオフの切り替えも簡単です。

ブラウザだけを手軽に保護できる

VPN拡張機能は、ブラウザ上の通信だけを暗号化して保護する設計になっています。そのため、ChromeやEdgeなどのブラウザでのみVPNを適用したい場合に非常に便利です。オンラインショッピングやSNS利用など、ブラウザを使った作業だけをセキュアにしたい場面では、無駄に他のアプリケーションの通信を遅くすることなく、必要な部分だけを効率よく守ることができます。特に、仕事用のアプリやゲームにはVPNを適用せず、ブラウザだけ安全に使いたいというニーズにぴったり合致します。

通信速度の低下を最小限に抑えられる

VPNを使用すると一般的には通信速度が落ちやすいですが、拡張機能版VPNはブラウザのみを対象とするため、アプリ版VPNよりも負荷が軽減される傾向があります。たとえば、大容量ファイルのダウンロードや動画編集ソフトの通信をそのままにしつつ、ブラウザ経由のウェブ閲覧だけVPN経由にすることで、全体の通信負担を分散できるため、速度低下を最小限に抑えることができます。また、軽量なプロトコルを採用している拡張機能も多く、ウェブページの表示速度に与える影響が少ない点も利点です。

WebRTCブロックなど独自のセキュリティ機能を搭載できる

多くのVPN拡張機能には、通常のアプリ版VPNには搭載されていないWebRTCブロック機能が備わっています。WebRTCとは、ブラウザベースでリアルタイム通信を可能にする技術ですが、これが原因でIPアドレスが漏れるリスクもあります。VPN拡張機能ではこの問題に対処するため、WebRTC通信をブラウザレベルで遮断し、より堅牢なプライバシー保護を実現できます。特に、匿名性を重視したいユーザーにとっては大きなメリットです。

ジオブロック回避を手軽に実現できる

海外限定サービスの利用や、特定の地域でのみ閲覧できるコンテンツへのアクセスには、ジオブロック回避が必要です。VPN拡張機能でも、接続先サーバーを選ぶことでIPアドレスを偽装し、地域制限を超えることが可能です。アプリ版VPNと同様の効果が得られるため、たとえばアメリカ専用の動画サービスや、日本国内限定のニュースサイトなども、簡単に利用できるようになります。特に短時間だけ地域制限を回避したいとき、アプリを起動する手間なく、すぐ切り替えられるのは大きなメリットです。

VPN拡張機能は、導入の手軽さと通信の軽快さ、そしてセキュリティ面での追加保護という点で、特定の用途に非常に適した選択肢となります。特にブラウザ中心のインターネット利用者にとっては、コストパフォーマンスと利便性を両立できる有力なツールです。

VPN拡張機能を使うデメリット

VPN拡張機能は手軽に使える一方で、いくつかの重要なデメリットが存在します。利用前に必ず確認しておきましょう。

ブラウザ通信しか保護されない

VPN拡張機能は、基本的にブラウザ上の通信だけを保護します。ChromeやEdgeなど、ブラウザでのデータ送受信は暗号化されますが、同じデバイス上で動作するアプリ(例えばメールソフトやオンラインゲーム、クラウドドライブアプリなど)の通信は保護されません。端末全体のセキュリティを確保したい場合には、拡張機能では不十分であり、専用アプリ版VPNが必要です。

サーバーや機能が制限されることがある

拡張機能版VPNは、アプリ版と比べて利用できるサーバーの数が限られていることが多いです。また、国や地域を細かく指定できなかったり、自動でサーバーが選ばれるだけの仕様になっている場合もあります。さらに、広告ブロックやスプリットトンネリングなど、アプリ版では使える機能が拡張機能版では省略されているケースも少なくありません。

無料版はセキュリティリスクが高い

無料で提供されているVPN拡張機能の中には、安全性が保証されていないものも存在します。悪意のある拡張機能が個人情報を収集したり、通信内容を監視していた事例も報告されています。無料VPNサービスの多くは通信速度が不安定なだけでなく、プライバシーポリシーが曖昧な場合も多く、安心して利用できないリスクが伴います。

通信速度が不安定になる可能性がある

拡張機能型VPNは、サーバーの選択肢が少ないことや、無料ユーザーが殺到することによるサーバー混雑が原因で、通信速度が遅くなりやすい傾向があります。とくに動画視聴やオンライン会議など、安定した通信が求められる用途ではストレスを感じることも少なくありません。

ジオブロック回避に失敗することがある

VPN拡張機能を使っても、必ずしも地域制限(ジオブロック)を回避できるとは限りません。とくに無料プランでは、人気の動画配信サービスやゲームプラットフォームにアクセスできないケースが目立ちます。サービス側で無料VPNを検知し、ブロックする対策が強化されているため、思ったように海外コンテンツにアクセスできない可能性があります。

日本語対応していない場合がある

VPN拡張機能は海外製が多く、日本語に対応していないケースも珍しくありません。設定画面やエラー表示がすべて英語になるため、英語に不慣れな方にとっては操作が難しく、間違った設定をしてしまうリスクもあります。

VPN拡張機能は、使い方次第で便利なツールですが、これらのデメリットを理解したうえで利用することが重要です。ブラウザだけでなくデバイス全体を安全に守りたい場合は、アプリ版VPNの利用を検討しましょう。

VPN拡張機能でできること・できないこと

VPN拡張機能は、ブラウザ上の通信だけを簡単に保護できる軽量なツールです。しかし、フル機能のVPNアプリと比べるとできること・できないことに明確な違いがあります。それぞれを具体的に解説します。

VPN拡張機能でできること

ブラウザ通信の暗号化

VPN拡張機能を使うと、ChromeやEdgeなどブラウザからの通信のみを暗号化できます。たとえば、公共Wi-Fi利用中でも、ブラウザ経由のデータ送信を第三者から守ることができます。ただし、あくまでブラウザ内のデータだけが対象です。

WebRTCブロックによるIP漏洩防止

通常、ブラウザにはWebRTCという機能が搭載されていますが、これが原因で実際のIPアドレスが漏れてしまうリスクがあります。VPN拡張機能にはWebRTC通信をブロックする機能があり、これにより匿名性が高まります。アプリ版VPNでは対応できないケースがあるため、拡張機能ならではの重要な役割です。

ジオブロック(地域制限)回避

VPN拡張機能を使えば、NetflixやHuluなどの地域制限コンテンツにアクセスできる場合があります。接続先の国をブラウザ上で簡単に切り替えることができ、たとえばアメリカのサーバーを選べば、日本から米国限定のサイトにアクセスできるようになります。ただし、回避できないサービスも存在します。

インストールと設定が非常に簡単

アプリ版VPNと比べ、拡張機能はインストールが数クリックで完了し、アカウント情報を入力すれば即座に使い始めることができます。難しい設定が不要で、初心者でも手軽に導入できるのがメリットです。

通信速度が安定しやすい

ブラウザ通信だけに特化しているため、デバイス全体を暗号化するアプリ版よりも軽量で、通信速度が落ちにくい傾向があります。ネットサーフィン中心の利用者には特に向いています。

VPN拡張機能でできないこと

ブラウザ以外のアプリ通信の保護

VPN拡張機能はブラウザ内部だけを守る仕様のため、たとえばLINEやSkype、ゲームアプリ、クラウドストレージアプリ(DropboxやGoogle Driveなど)の通信は暗号化されません。これらのアプリまでセキュリティを広げたい場合は、必ずアプリ版VPNが必要です。

デバイス全体のIPアドレス偽装

VPN拡張機能を使っても、システムレベルではリアルなIPアドレスが使われたままです。アプリ版VPNのように「デバイス全体のIPアドレスを変える」ことはできません。位置情報を偽装したい場合や、特定の地域にしかアクセスできないアプリを使いたい場合には不向きです。

高度なセキュリティ設定・機能は使えない

一部のVPN拡張機能では、スプリットトンネリング(特定アプリだけVPN接続を除外する機能)やキルスイッチ(VPN切断時に通信を遮断する機能)など、高度なセキュリティ機能が提供されていません。セキュリティを最優先する場合は、アプリ版VPNを選ぶべきです。

サーバー数や選択肢が限られている

拡張機能版では、接続できるサーバーがアプリ版より少ないことがあります。特に無料版VPN拡張機能では、アメリカ・オランダ・ドイツなど数カ国しか選べないことも珍しくありません。細かい国や都市を指定したい人には不便です。

完全な匿名性やノーログ保証が弱い場合もある

一部の無料VPN拡張機能では、利用者のデータを広告会社に販売しているケースがあります。VPN本来の「プライバシーを守る」という目的が果たせない可能性があるため、信頼できる有料VPNの拡張機能を使うことが重要です。

VPN拡張機能は、ブラウザ上の通信だけを守りたい人にとって非常に便利なツールです。特に、手軽さ・速度・WebRTC漏洩防止という点では大きなメリットがあります。ただし、ブラウザ以外の通信が無防備になる、機能が制限されるといった限界もあるため、利用目的によってアプリ版VPNとの使い分けが必要です。正しい特徴を理解し、自分に合ったセキュリティ対策を選びましょう。

VPN拡張機能おすすめサービス

VPN拡張機能を選ぶ際は、セキュリティ性能、通信速度、使いやすさをバランスよく備えたサービスを選ぶことが重要です。ここでは、特に評判が高く、初めて使う方でも安心できるおすすめのVPN拡張機能を紹介します。

NordVPN

初心者から上級者まで幅広く支持されている定番VPNです。拡張機能はChromeとEdgeに対応しており、インストール後すぐに利用できます。通信速度が非常に安定しており、日本語UIにも対応しているため、英語に不安がある方にも安心です。WebRTCブロック機能や広告ブロック機能も搭載されており、セキュリティ対策も万全です。30日間の返金保証付きで試しやすい点も魅力です。

  • Chrome・Edgeに対応し、簡単に導入できる
  • 通信速度が安定しており、動画視聴にも強い
  • 日本語UI対応で初心者にも扱いやすい
  • WebRTCブロック・広告ブロック機能を搭載
  • 30日間の返金保証付きで試しやすい

1位

NordVPN

NordVPN

本拠地パナマ
月額料金最低価格1,960円
年額料金最低価格10,350円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数6,327台以上
VPNサーバー設置国数111カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS

NordVPNがおすすめの理由

NordVPNがおすすめの理由は「圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国の多さ」「マルウェア検知などのセキュリティ」「最大10台の利用」です。

NordVPNは、サーバー設置台数で業界1位、2位を争う世界標準のVPNサービスです。圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国が多く、安定した通信速度でVPN利用ができます。暗号化による保護、マルウェア対策、広告ブロックなどのセキュリティも万全です。

さらに最大10台まで利用できるため、多くのデバイスをお持ちの方やご家族での利用などのシチュエーションで活躍します。

デメリットは、高機能な分、若干料金が高い点です。

ポイント圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国の多さで安定・高速通信
本拠地パナマ
月額料金最低価格1,960円
年額料金最低価格10,350円
プラン別の月額料金ベーシック:1,960円
プラスワン:2,110円
コンプリート:2,260円
プラン別の年額料金ベーシック:10,350円
プラスワン:12,450円
コンプリート:14,700円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数6,327台以上
VPNサーバー設置国数111カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS
同時接続台数ベーシック:6(プラスワン:10、コンプリート:無制限)
ノーログポリシー
セキュリティマルウェア保護、トラッカーと 広告ブロッカー、クロスプラットフォーム対応のパスワー ド管理アプリ、情報漏えいスキャナー、1TBの暗号化されたクラウドストレージ
サポートライブチャット、メール
日本語対応

ExpressVPN

通信速度とセキュリティ性能を最重視する方におすすめのサービスです。Chrome、Edge、Firefoxに対応し、拡張機能だけでジオロケーション偽装やHTTPS強制接続といった高度な機能も利用できます。特に海外サーバーへの接続品質が高く、動画ストリーミング利用にも適しています。価格はやや高めですが、それに見合う安定性とサポート体制を誇ります。

  • 通信速度・安定性が業界トップレベル
  • ジオロケーション偽装やHTTPS強制接続に対応
  • Chrome、Edge、Firefox対応で幅広く使える
  • 日本語サポートありで設定も安心
  • 高品質な分、月額料金はやや高め

5位

ExpressVPN

ExpressVPN

本拠地英領ヴァージン諸島
月額料金最低価格1,943円
年額料金最低価格14,976円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数3,000台以上
VPNサーバー設置国数105カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge

ExpressVPNがおすすめの理由

ExpressVPNがおすすめの理由は「持ち運び可能なルーター対応」「パスワードマネージャー」「ゲームユーザーが快適に利用できる速度」などがあげられます。

ExpressVPNでは、VPNサービスとしての機能に加えて、パスワードマネージャーも利用できます。クレジットカードやオンラインサービスのID/パスワード情報を安全に管理します。

また、オンラインゲームユーザーに最適なVPNとして重宝されていて、無制限のプレミアム帯域幅で、105カ国にあるVPNサーバーで、ping値とラグを最小限に抑えます。

さらにルーターによるVPN利用が可能で、ルーターを持ち運べればどこでもVPNによる通信が可能になります。

デメリットは、若干月額料金が高い点です。

ポイント無制限のプレミアム帯域による高速通信。ルーター利用のVPNが可能
本拠地英領ヴァージン諸島
月額料金最低価格1,943円
年額料金最低価格14,976円
プラン別の月額料金12.95ドル
プラン別の年額料金99.84ドル
無料体験○30日間
VPNサーバー台数3,000台以上
VPNサーバー設置国数105カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge
同時接続台数8台
ノーログポリシー
セキュリティパスワードマネージャー、トラッカーブロック、広告ブロック、ペアレンタルコントロール
サポートライブチャット、メール
日本語対応

Surfshark

コストを抑えながらも多機能なVPN拡張機能を求める方に最適です。ChromeやEdgeに対応しており、拡張機能版でも広告ブロックやマルウェア警告機能がデフォルトで有効化されています。特筆すべきは、同時接続台数が無制限な点で、複数デバイスを利用するユーザーにも向いています。日本語対応があり、使い勝手も良好です。

  • 月額コストが非常に安くコスパ良好
  • 同時接続台数が無制限で家族利用にも最適
  • WebRTCブロック・マルウェア警告機能が標準装備
  • 日本語対応でUIがわかりやすい
  • 100カ国以上のサーバーに自由に接続可能

3位

Surfshark

Surfshark

本拠地オランダ
月額料金最低価格2,308円
年額料金最低価格5,856円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数3,200台以上
VPNサーバー設置国数100カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS

Surfsharkがおすすめの理由

Surfsharkがおすすめの@理由は「セキュリティが強い」「サーバー台数・サーバー設置国が多い」「通信速度も安定」という点です。

Surfsharkは、オランダ企業が提供する世界水準のVPNサービスです。サーバー設置国が100カ国以上、サーバー台数も3,200台以上と多く、通信速度の速さと安定性に定評があります。

また、3つのプランが用意されており、プランによっては、マルウェア、ウィルス対策、WEBカメラ保護、ID保護、マイク保護、データベースの情報削除など、幅広いセキュリティ機能を備えています。

ビジネス利用や気密性の高い情報を取り扱う方におすすめです。

デメリットは、月額料金が高い点です。

ポイントセキュリティ機能が充実。サーバー台数も多く通信は安定
本拠地オランダ
月額料金最低価格2,308円
年額料金最低価格5,856円
プラン別の月額料金スターター:2,308円
ワン:2,378円
ワンプラス:2,678円
プラン別の年額料金スターター:5,856円
ワン:7,536円
ワンプラス:11,856円
無料体験○30日間
VPNサーバー台数3,200台以上
VPNサーバー設置国数100カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS
同時接続台数無制限
ノーログポリシー
セキュリティ広告ブロッカー、Cookieポップアップブロッカー、個人情報ジェネレーター、マスクメールジェネレーター、クレジットカードやIDの漏洩をリアルタイムで警告、プライベート検索エンジン、24時間年中無休対応のウイルス対策、ウェブカメラの保護、Antivirusスパイウェア対策そしてマルウェア対策
サポートライブチャット、メール
日本語対応

CyberGhost

拡張機能版のみなら無料で使える貴重な選択肢です。アメリカ、オランダ、ルーマニア、ドイツのサーバーに限定されますが、軽いWebブラウジング用途には十分です。アカウント作成が不要で手軽に始められるため、VPN初心者のお試し用途にも適しています。ただし設定のカスタマイズはできないため、自由度を求める方には物足りない可能性があります。

  • Chrome拡張機能だけなら無料で利用可能
  • アメリカなど4カ国のサーバーに接続できる
  • アカウント登録不要で即利用可能
  • WebRTCブロック機能あり
  • 設定変更ができない点には注意が必要

6位

CyberGhost

CyberGhost S.R.L.

本拠地ルーマニア
月額料金最低価格1,790円
年額料金最低価格12,000円
無料体験○45日間
VPNサーバー台数6,800台以上
VPNサーバー設置国数115カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Amazon

CyberGhostがおすすめの理由

CyberGhostがおすすめの理由は「通信速度の高さ」「セキュリティ機能の多さ」「45日の返金保証」です。

CyberGhostは、ルーマニアのVPNサービスです。サーバー設置国が115カ国を超えるなど、多くのサーバーを持っており、高速通信を実現しています。通信制限もなく、バッファリングを繰り返すこともありません。

また、256-bit AES暗号化と複数の漏洩防止オプションに加え、スプリットトンネルやキルスイッチなど他のセキュリティ機能も充実しています。

さらに24時間ライブチャットで対応してくれるので、安心して利用できるメリットがあります。

デメリットは、日本国産のVPNサービスではないため、使い勝手が若干デメリットといえます。

ポイント高速通信にこだわったVPNサービス。115カ国にサーバー設置し、高速通信が可能
本拠地ルーマニア
月額料金最低価格1,790円
年額料金最低価格12,000円
プラン別の月額料金1,790円
プラン別の年額料金12,000円
無料体験○45日間
VPNサーバー台数6,800台以上
VPNサーバー設置国数115カ国
対応OSWindows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Amazon
同時接続台数7台
ノーログポリシー
セキュリティAES 256ビット暗号化、DNSとIPアドレスの漏洩防止、自動キルスイッチ
サポートライブチャット
日本語対応

Windscribe

無料でありながら、アプリ版も拡張機能版も提供している数少ないVPNサービスです。無料プランでも10カ国のサーバーに接続可能で、通信量もメール認証を行えば10GBまで拡張されます。拡張機能版にはWebRTCブロック機能やジオロケーション偽装機能も備わっていますが、初期状態ではオフになっているため、利用前に設定を確認する必要があります。

  • 無料プランでアプリ版も拡張機能版も利用可能
  • 10カ国のサーバーが無料で利用できる
  • メール認証で月10GBまで通信量を増やせる
  • WebRTCブロック・位置情報偽装機能あり
  • 初期設定はオフなので利用前に有効化が必要

VPN・VPNアプリ・VPNサービス比較

順位サービス名運営会社ポイント本拠地月額料金最低価格年額料金最低価格無料体験VPNサーバー台数VPNサーバー設置国数対応OS同時接続台数ノーログポリシーサポート日本語対応月額料金の安さ年額料金の安さVPNサーバー台数VPNサーバー設置国数セキュリティの充実総合公式
1位NordVPNNordVPN圧倒的なサーバー台数・サーバー設置国の多さで安定・高速通信パナマ1960円10350円○30日間6327台以上111カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOSベーシック:6(プラスワン:10、コンプリート:無制限)ライブチャット、メール1.852.583.044.803.733.20公式サイト
2位MillenVPNアズポケット日本国産のVPNで使い勝手抜群。月額396円と料金も激安日本1738円7128円○30日間1300台以上72カ国Windows、macOS、Android、iOS10台メール2.393.601.412.892.792.62公式サイト
3位SurfsharkSurfsharkセキュリティ機能が充実。サーバー台数も多く通信は安定オランダ2308円5856円○30日間3200台以上100カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge、tvOS無制限ライブチャット、メール1.003.992.074.245.003.26公式サイト
4位PIAPrivate Internet Access業界1位、2位を争うサーバー台数で高速通信。料金も格安アメリカ1304円4359円○30日間30000台以上91カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge無制限ライブチャット、メール3.304.445.003.783.013.90公式サイト
5位ExpressVPNExpressVPN無制限のプレミアム帯域による高速通信。ルーター利用のVPNが可能英領ヴァージン諸島1943円14976円○30日間3000台以上105カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox、Edge8台ライブチャット、メール1.891.002.004.493.012.48公式サイト
6位CyberGhostCyberGhost S.R.L.高速通信にこだわったVPNサービス。115カ国にサーバー設置し、高速通信が可能ルーマニア1790円12000円○45日間6800台以上115カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Amazon7台ライブチャット2.272.023.085.002.853.04公式サイト
7位PureVPNPureVPN20Gbpsの高速通信が可能。料金も安くコスパ良し香港1643円6732円○31日間6500台以上70カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome、Firefox10台ライブチャット、メール2.633.723.052.822.853.02公式サイト
8位Glocal VPNグローカルネット日本国産のVPN。目的によってプランが選べる。中小企業利用も可能日本990円9350円○7日間100台以上15カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS1台メール3.812.931.001.151.502.08公式サイト
9位セカイVPNインターリンク日本国産のVPN。設定がほぼ不要のセカイブラウザが利用可能日本1100円13200円○最大2カ月10カ国Windows、macOS、Android、iOS、Chrome3台メール3.631.611.001.001.001.65公式サイト
10位RAKULINKDIRECT PROVIDER年間契約なら費用が安い。お得なキャンペーンがあるモンゴル1950円14400円○1週間Windows、macOS、Android、iOS、Amazon、ルーター1台メール1.871.201.001.001.501.32公式サイト
11位スイカVPNMAJ Tech日本国産のVPNサービス。土日祝日対応、同時接続数50台と多い日本1097円11258円○30日間45カ国Windows、macOS、Android、iOS50台メール3.632.271.002.061.792.15公式サイト
12位Proton VPN PlusProton AG10GbpsサーバーとVPN Acceleratorで高速接続スイス823円9880円○30日間4461台以上91カ国Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Chrome10台メール4.072.742.513.782.183.06公式サイト
13位IPVanishIPVanishWireGuardで高速接続。同時接続数も無制限で使い勝手が良いアメリカ1949円5999円○30日間2400台以上90カ国Windows、macOS、Android、iOS、Chrome、Amazon、ルーター無制限ライブチャット、メール、電話1.883.951.793.732.462.76公式サイト
14位VyprVPNCertida信頼性抜群のVPNサービス。中国、ロシアも対応可能スイス1500円9000円○30日間700台以上70カ国Windows、macOS、Android、iOS5台ライブチャット、メール2.973.041.212.823.062.62公式サイト

VPN拡張機能の選び方

VPN拡張機能を選ぶ際は、単なる「使いやすさ」だけでなく、セキュリティ・通信速度・機能性といった複数の観点から慎重に比較することが重要です。ここでは、失敗しないためのチェックポイントを具体的に解説します。

1. セキュリティ機能の充実度を確認する

VPN拡張機能を選ぶ最大の基準はセキュリティレベルの高さです。特に「WebRTCブロック」機能が搭載されているかは必ず確認しましょう。WebRTCとはブラウザがリアルタイム通信を行うための仕組みですが、設定次第でVPNを使っていてもIPアドレスが漏れるリスクがあります。これを防ぐには、拡張機能にWebRTCブロック機能が備わっている必要があります。また、通信の暗号化プロトコルや、ノーログポリシー(通信記録を一切保存しないポリシー)が明記されているサービスを選ぶと安心です。

2. 通信速度とサーバー数をチェックする

ブラウザ用のVPN拡張機能は、通常版アプリよりも軽快な動作が特徴ですが、それでもサービスごとに通信速度は大きく異なります。接続先サーバーの数や分散状況も通信の快適さに影響するため、サーバー数が豊富なサービスを選びましょう。目安として、最低でも50か国以上にサーバーを持つサービスが望ましいです。速度重視なら、接続地域に関係なく安定して高速通信ができるかの実績も事前に確認することをおすすめします。

3. 対応ブラウザと日本語サポートを確認する

VPN拡張機能は、すべてのブラウザに対応しているわけではありません。特に利用予定のブラウザ(Chrome、Edge、Firefoxなど)で動作確認されているか、公式サイトで必ず確認しましょう。また、ITに不慣れな方には日本語インターフェースが用意されているかも大きなポイントです。操作画面がすべて英語だと、設定ミスが起こるリスクが高まるため、日本語対応の有無はあらかじめチェックしておきましょう。

4. 無料版と有料版の違いを理解する

無料VPN拡張機能も多く提供されていますが、無料版は接続先サーバーが限定されていたり、通信速度が極端に遅かったりする場合があります。さらに、セキュリティが脆弱なケースもあるため、無料にこだわる場合でも、信頼できるサービスかどうかを慎重に見極めることが必要です。本格的に安全性と安定性を求めるなら、有料版へのアップグレードを前提に考えるとよいでしょう。特に「無料版でも有料プラン併設型」のサービスなら、品質基準が高い傾向にあります。

5. 付加機能の有無もチェックする

単なるVPN接続だけでなく、プラスαの機能が付いているかも選び方のポイントです。たとえば、広告ブロック機能、悪意あるサイトのアクセス遮断機能、ジオロケーション偽装(位置情報の偽装)などがあると、ブラウザ利用時のセキュリティがより高まります。特に、日常的にフリーWi-Fiを利用する人には、こうした付加機能が重要になります。

VPN拡張機能は「どれも似ている」ように見えて、実際には大きな差があります。セキュリティ・速度・対応ブラウザ・日本語対応・付加機能の5つを基準に、自分に最適な拡張機能を慎重に選びましょう。とくに、安全性を最優先するなら、信頼できる有料VPNサービスの拡張機能を利用するのが最も確実です。

VPN拡張機能に関するよくある質問

無料のVPN拡張機能は安全に使えますか?

無料のVPN拡張機能は手軽に利用できる一方、セキュリティリスクが伴うことがあります。特に、通信内容を第三者に売却する悪質な無料サービスも存在するため、注意が必要です。信頼性の高い運営元が提供している無料プラン(例:Windscribe、CyberGhostの拡張機能版)を選び、提供元のプライバシーポリシーを必ず確認してから利用することをおすすめします。

VPN拡張機能はどのブラウザで利用できますか?

一般的に、Google ChromeとMicrosoft Edgeに対応している拡張機能が主流です。また、Operaブラウザは標準でVPN機能を内蔵しているため、追加の拡張機能をインストールせずに利用することも可能です。ただし、各ブラウザによって対応しているVPNサービスが異なる場合があるため、事前に公式サイトで対応状況を確認すると安心です。

ブラウザのVPN拡張機能だけでアプリの通信も保護できますか?

いいえ、できません。VPN拡張機能はあくまでブラウザ内の通信だけを暗号化するものです。他のアプリ(例:メールソフトやゲームアプリ)の通信は保護されないため、パソコン全体のセキュリティを確保したい場合は、アプリ版VPNを利用する必要があります。

VPN拡張機能を使ってもジオブロックは確実に回避できますか?

VPN拡張機能を使えば多くの場合ジオブロックを回避できますが、必ずしも成功するとは限りません。特に、動画配信サービスや特定サイトでは、VPN接続を検知してブロックする仕組みを導入していることがあります。確実にジオブロックを回避したい場合は、サーバー数が多く、回避対策に強い有料VPNサービスを利用するのが効果的です。

VPN拡張機能のインストールや設定は難しいですか?

基本的には非常に簡単です。多くのVPN拡張機能はChromeウェブストアやEdgeアドオンストアからワンクリックでインストールでき、その後ログインして「接続」を押すだけで利用開始できます。特別な設定が不要なものが多く、初めてVPNを使う方でも迷うことはほとんどありません。

複数のVPN拡張機能を同時にインストールしても大丈夫ですか?

複数のVPN拡張機能を同時にインストールすること自体は可能ですが、同時に接続を有効化すると通信の競合や接続エラーの原因になります。使用するVPN拡張機能は1つに絞り、不要な拡張機能は無効化または削除しておくことをおすすめします。