LINEでブロックされたら通話はどうなる?通知・応答なしの仕組み



LINEでブロック中に通話をかけたらどうなる?

LINEでブロックされている状態でも、発信操作そのものは可能です。通話ボタンを押すと通常どおり呼び出し音が鳴り、自分の画面上では発信しているように見えます。しかし、実際にはブロックした相手には着信は一切通知されません。相手側のLINE画面には着信履歴も残らず、通話がかかってきたことすらわからない仕組みになっています。

ブロックされた側のLINE画面では、一定時間呼び出し音が続いた後、自動的に「応答なし」と表示されます。iPhone版でもAndroid版でもこの挙動は共通しており、おおよそ15〜16コール、約60秒ほどで通話は強制終了となります。このため、何度発信しても相手が電話に出ることはありません。

なお「応答なし」という表示は、必ずしもブロックを意味するものではありません。相手が単純に出られなかった場合でも同じ表示になります。ただし、何度かけても毎回応答がない、かつトークにも既読がつかない場合には、ブロックされている可能性が高いと考えられます。

また、グループ通話については例外が存在します。既存のグループにブロックされている相手が含まれている場合、グループ通話を開始すれば相手にも通知が届き、参加が可能になります。ただし、グループに相手を新たに招待することはできず、ブロックされたままの状態では個別に通話に誘うことはできません。

まとめると、LINEでブロックされている場合、個別通話は相手に一切届かず、発信しても自己完結する形で終了します。ブロックされているかを確実に知るためには、通話の応答状況だけでなく、他の方法と併用して確認することが重要です。

ブロック中でも通話ができるケースはある?

LINEで相手にブロックされている場合、通常の1対1の通話はできません。しかし、特定の条件下ではブロック中でも通話が成立するケースがあります。ここではその具体例を詳しく解説します。

グループ通話ならブロック中でも通話が可能

ブロック中でも、共通のグループに所属している場合は通話が可能です。グループ内で音声通話またはビデオ通話を開始すると、ブロックされている相手にも通話の通知が届きます。
ブロックされている相手は通知をタップして通話に参加することができ、他のメンバーと同じように会話ができる仕組みです。これはグループ通話が「個別のLINE通話」とは別扱いされるためです。
ただし、グループ通話はあくまで「複数人での会話」として設計されているため、1対1の個別通話の代わりにはならない点に注意が必要です。

グループ通話の通知と挙動の違い

通常の1対1通話では、ブロックされている場合は相手に一切の通知が届きません。しかしグループ通話の場合、グループ全体への発信という扱いになるため、ブロック中の相手にも通話開始の通知が届きます。
たとえば、すでに作成済みのグループトークにいる場合、発信と同時に「○○さんが通話を開始しました」と全員に通知され、ブロックされている相手にも等しく情報が送られます。

ただし、グループに新たにブロックされている相手を招待することはできません。共通のグループが既に存在している必要があります。ブロック中の相手とグループ通話を成立させるには、過去に一緒に入ったグループトークを活用するか、第三者に協力してグループ作成を依頼する必要があります。

また、グループ通話中に特定の相手に個別メッセージを送ることはできないため、あくまで通話上のやり取りのみが可能です。個別のLINEメッセージ送信や、個別通話に誘導することはできない点も理解しておきましょう。

このように、LINEでブロックされている場合でも、グループ通話を利用すれば間接的にコミュニケーションを取る方法は存在します。ただしあくまで限定的な方法であり、1対1でのやりとりとは違った制限があることをよく理解して活用する必要があります。

ブロックした側・された側で通話画面はどう違う?

LINEでブロックが行われた場合、通話画面や通話履歴の見え方に大きな違いが生じます。ブロックした側とされた側、それぞれの画面での違いを具体的に解説します。

ブロックされた側の通話画面と履歴の変化

ブロックされた側は、相手に向けて通常通り通話を発信できます。自分のLINE画面上では呼び出し音が鳴り続け、相手に着信が届いているかのように見えます。しかし実際には、相手には通話の通知は一切届いていません。

発信後、一定時間が経過すると「応答なし」と表示され、通話は自動的に終了します。この「応答なし」という表示は、自分のトーク履歴にも残ります。ただし、ブロックされたことを示す明確な警告メッセージなどは表示されないため、気付きにくい仕様になっています。

通話タブにも「応答なし」という履歴は表示されますが、相手側には一切履歴が残らないため、相手が発信に気づくことはありません。

ブロックした側の通話画面と履歴の変化

ブロックした側は、ブロックした相手からの通話リクエストを受信しません。着信通知も鳴らず、通話履歴にも一切情報が残らないため、ブロックした相手が発信してきたこと自体を知ることはできません。

さらに、ブロック中はブロックした相手のトークルームにある「受話器」アイコン(通話ボタン)が消えてしまうため、ブロック中の相手に自分から通話をかけることもできません。プロフィール画面から発信することも不可能になります。

ブロックを解除すれば通話アイコンが再表示され、通常通り発信や着信ができるようになります。

グループ通話の場合

グループ通話の場合は挙動が異なります。すでに存在しているグループトーク内であれば、ブロック関係にある相手も含めて通話に参加できます。グループ通話の通知は全員に届くため、ブロックされた側・した側ともにグループ内では通話が可能です。

ただし、ブロックされている相手と個別にグループを作り直すことはできず、第三者の協力が必要となります。

ブロック状態によってこのように通話に関する表示や動作が大きく異なるため、違和感を覚えた際にはブロックの可能性も考慮して行動することが大切です。

ブロック中に通話をかけ続けるとどうなる?

LINEでブロックされている相手に通話をかけ続けても、基本的に相手に通知が届くことはありません。発信側には通常通り呼び出し音が鳴り続けますが、受信側には着信そのものが存在していない状態です。つまり、相手のLINE画面には着信履歴も残らず、ブロックされたことを相手が意識することはありません。

通話をかけた場合、通常は約60秒ほど呼び出し音が鳴ったあと、自動的に「応答なし」と表示されます。この表示は発信側のトーク履歴にのみ記録され、ブロックした側には一切影響がありません。何度繰り返し通話をかけても同じであり、回数に関係なく相手には一切の通知も履歴も残らない仕様です。

ブロック解除前にかけた通話は、解除後にも復元されることはありません。つまり、ブロック中に発信した通話履歴が、後になって相手の画面に突然現れるといったこともないため安心してください。ただし、ブロック解除後に新たに通話を行えば、通常通り着信音が鳴り、通話が可能になります。

ブロック中に何度も発信を続ける行為は、相手に知られないとはいえ、万が一ブロック解除後にやり取りが再開された場合、トーク履歴から不自然な「応答なし」が並んでいることにより違和感を持たれるリスクもあります。無理に発信を繰り返すのではなく、状況を見ながら慎重に行動することをおすすめします。

ブロックされているか確かめる方法は?

LINEで通話をかけても相手に出てもらえず、「もしかしてブロックされているのでは」と不安になることがあります。ブロックされているかどうかを確かめるためには、いくつかの方法があります。

スタンプをプレゼントしてみる

最も確実とされる確認方法のひとつが、LINEスタンプを使ったチェックです。相手にスタンプをプレゼントしようとしたとき、以下のようなメッセージが表示された場合は、ブロックされている可能性が高いです。

  • 「○○さんはこのスタンプをすでに持っているため、プレゼントできません」

ただし、相手が本当にそのスタンプを持っている場合にも同じ表示になります。そのため、相手が普段使わなそうなスタンプや、特定の趣味嗜好に偏ったスタンプを選ぶのがポイントです。

グループに招待してみる

ブロックされているかを確認するもうひとつの方法は、相手をグループに招待することです。通常、ブロックされていない相手であれば問題なく招待が完了します。しかし、ブロックされている相手の場合、招待しても通知が届かなかったり、グループに追加されないことがあります。

この方法で確実に判別できるわけではありませんが、スタンププレゼントとあわせて試すことで、ブロックの可能性をより正確に把握することができます。

通話履歴の挙動に注目する

通話をかけても「応答なし」と表示され、かつ相手側に着信履歴が一切残っていない場合も、ブロックされているサインのひとつです。ただし、「応答なし」という表示だけで即断するのは危険です。電波状況の悪化や、相手が意図的に出なかったケースも考えられるため、複数の方法を組み合わせて慎重に確認しましょう。

通話を何度か試みても変化がない場合

ブロックされていると、何度通話をかけても状況は変わりません。例えば、1日に何度か時間を変えて発信しても、毎回「応答なし」になり、折り返し連絡も一切ない場合は、ブロックの可能性が高まります。

ただし、相手がスマートフォンを操作できない状況にあるだけの場合もあるため、こちらも断定材料にはせず、ほかの確認方法とあわせて総合的に判断することが大切です。

ブロックされているか気になるときは、焦らず冷静に、複数の方法を試して確認することが重要です。誤解やトラブルを避けるためにも、相手に直接問い詰める前に慎重に見極めましょう。

よくある質問(FAQ)|LINEブロックと通話の疑問に回答

ブロックされていると通話をかけても呼び出し音は鳴る?

ブロックされている状態でも、発信側の画面では通常どおり呼び出し音が鳴ります。ただし相手側には着信通知は届かず、電話がかかってきたこと自体に気づかれることはありません。

「応答なし」と表示されるのは必ずブロックされているから?

「応答なし」という表示は、ブロックされている場合だけでなく、単に相手が電話に出られなかったときにも表示されます。1回だけの「応答なし」で即座にブロックを疑う必要はありませんが、何度も続く場合には可能性を考慮してもよいでしょう。

ブロック解除されたらすぐに通話できる?

ブロックを解除すると、トーク画面上に受話器アイコンが再び表示され、通常どおり通話できるようになります。特別な設定変更などは必要ありません。ただし、相手が気づかない場合もあるため、メッセージで一言送るとスムーズです。

ブロック中でもグループ通話はできる?

ブロックされている相手と同じグループに所属していれば、グループ通話を利用することが可能です。この場合、ブロックされているかどうかにかかわらず、相手に通話通知が届き、通話に参加することもできます。

通話履歴や通知からブロックされていることがバレる?

ブロックされた側が発信した場合、自分のLINEには「応答なし」と履歴が残りますが、ブロックしている側には何の履歴も残りません。履歴や通知で相手にブロックを気づかれることはないため、何度かけても相手が無反応な場合に間接的に察知するケースが多いです。

ブロック中に何度も通話をかけたらどうなる?

ブロック中は何度通話をかけても相手には一切通知されません。約60秒(15〜16コール程度)呼び出し音が続いたあと、自動的に「応答なし」と表示されて通話が終了します。相手に迷惑をかけることはありませんが、何度も発信しても状況は変わらないため注意が必要です。

ブロックされているか確かめる方法はある?

通話だけでなく、スタンププレゼント機能を使うと確認できます。相手に持っていないスタンプをプレゼントしようとした際に「このスタンプを持っているためプレゼントできません」と表示された場合、ブロックされている可能性が高いです。ただし、本当にそのスタンプを持っている場合もあるため、確実な判別は難しいこともあります。