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目次
アプリの再起動とは?意味と役割をわかりやすく解説
アプリの再起動とは「一度終了してからもう一度起動すること」
アプリの再起動とは、今開いているアプリを完全に終了し、その後もう一度立ち上げ直す操作のことを指します。ただホーム画面に戻るだけではアプリは裏で動き続けていますが、再起動ではその動作も一度止めるため、状態がリセットされます。
「タスクキル」と呼ばれることもあり、スマホの動作が重くなったときやアプリが正しく動かなくなったときの対処法としてよく使われます。
単なる「閉じる」と「再起動」はどう違う?
アプリを閉じるだけでは、実はアプリが完全に止まっているわけではありません。メモリ上では待機状態として残っているため、不具合が続くことがあります。
一方でアプリの再起動では、その待機状態を終了させ、アプリのデータや動作を初期状態に戻してくれます。その結果、一時的なバグや読み込みエラーが解消されやすくなります。
アプリ再起動が効果的な3つの場面
- 動作が遅い・重いとき
画面がカクつく、操作に時間がかかるといったときは、一度アプリを再起動することで動作がスムーズになります。 - ボタンが反応しない・フリーズしたとき
アプリがフリーズして動かなくなったときも、再起動がトラブル解決につながることがあります。 - 前回の画面を表示させたくないとき
例えばLINEのトークルームやインスタのDMを開きっぱなしにしていると、次回起動時にその画面が表示され既読がつく場合があります。アプリを再起動しておけば、起動直後に別の画面から始められます。
なぜ再起動で不具合が直るのか?
アプリは使っているうちに一時データや処理内容がたまり、スマホのメモリを圧迫することがあります。再起動することでそれらの一時データがクリアされ、アプリが本来の軽快な状態に戻るため、不具合も自然と解消することが多いのです。
また、動作の不安定さが一時的なものであれば、再起動だけで正常に戻るケースも少なくありません。
ITに詳しくなくてもすぐに試せる対処法
アプリの再起動は、特別なアプリや知識がなくても誰でもすぐに試せるシンプルな方法です。不具合に遭遇したときは、まずこの「再起動」を試すことで、多くのトラブルが簡単に解決する可能性があります。

困ったときは「とりあえず再起動」が基本の対策と覚えておくと安心です。
iPhoneアプリを再起動する方法|ホームボタンあり・なし別に解説
iPhoneでアプリの動作が重くなったり、フリーズしたときは、アプリの再起動が効果的です。ただし、iPhoneの機種によって操作方法が異なるため、ここでは「ホームボタンがある機種」と「ホームボタンがない機種」に分けて、手順をわかりやすく詳しく紹介します。スマホ操作に不慣れな方でも迷わずできるよう、注意点や操作のコツもあわせて解説しています。
ホームボタンがあるiPhoneの操作手順
対象機種:iPhone SE(第1〜3世代)、iPhone 6/6s/7/8/Plusシリーズなど
これらの機種は、本体の画面下にある物理的な丸いボタン(ホームボタン)を使って操作します。
1. ホームボタンを素早く2回押す
ホームボタンを「トントン」と2回連続で押してください。長押しではなく、短くテンポよく押すことがポイントです。押す間隔が空いてしまうと反応しない場合があります。
2. マルチタスク画面が表示される
画面が切り替わり、起動中のアプリが横並びで表示されます。これは「マルチタスク画面」と呼ばれ、現在開いているアプリの一覧を確認・切り替え・終了できる画面です。
3. 再起動したいアプリを上にスワイプして終了する
対象アプリの画面に指を置き、上方向にスライドさせます。勢いよくスワイプしないと途中で止まってしまうことがあるため、アプリの中央部分をタップしてから指を滑らせると成功しやすくなります。
4. ホーム画面からアプリをタップして再起動する
アプリのアイコンを探してタップします。これでアプリが再起動され、初期状態から起動します。これにより、動作が重くなる・反応しないといった不具合が解消することがあります。
ホームボタンがないiPhoneの操作手順
対象機種:iPhone X/XR/XS/11/12/13/14/15シリーズなど
これらの機種は、物理的なホームボタンが存在せず、画面のスワイプ操作でアプリ管理を行います。
1. 画面下部から上にスワイプして途中で指を止める
ホーム画面やアプリ起動中の状態から、画面の一番下(画面フチあたり)に指を置き、ゆっくりと上にスワイプします。ポイントは途中でスワイプを止めて、指を画面から離すことです。これでマルチタスク画面が開きます。
2. 起動中のアプリが一覧で表示される
マルチタスク画面では、現在動いているすべてのアプリが横スクロール形式で表示されます。アプリの内容や最後に開いていた画面もここで確認できます。
3. 再起動したいアプリを上方向にスワイプして終了する
対象アプリのカードを上にスライドして画面外に消すと、アプリが完全に終了します。誤って他のアプリを閉じないよう、操作時はアプリ名や画面をよく確認してからスワイプしましょう。
4. ホーム画面からアプリをタップして再起動する
もう一度アプリのアイコンをタップすると、アプリが初期状態から起動します。この手順により、不具合がリセットされ、正常に動作するケースが多いです。
アプリがフリーズして通常の方法で終了できないときの対処法
操作してもアプリが反応せず、マルチタスク画面を開くことすらできない場合、次の方法を試すことで解決できる可能性があります。
● iPhoneを再起動する
端末自体の電源を一度切って、再び入れ直します。再起動の方法は機種によって異なりますが、多くのモデルでは電源ボタンと音量ボタンの長押しで電源オフスライダーを表示できます。これにより、すべてのアプリが一旦終了し、端末の状態もリフレッシュされます。
● 強制再起動を行う
画面が完全に固まって何も操作できない場合は、強制再起動が有効です。たとえばiPhone 8以降のモデルでは、「音量を上げるボタンを押してすぐ離す→音量を下げるボタンを押してすぐ離す→電源ボタンを長押し」で強制再起動できます。
● ソフトウェアのアップデート確認
一部のアプリ不具合は、古いiOSバージョンが原因で起こることもあります。設定アプリから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開き、最新バージョンへの更新があれば適用しましょう。

アプリのフリーズや動作不良は、多くの場合このような基本的な対処で解決可能です。それでも解決しない場合は、アプリの再インストールや、開発元のサポートに問い合わせることを検討してみてください。
Androidアプリを再起動する方法|主要機種の共通手順
Androidスマートフォンはメーカーや機種によって細かな操作性は異なりますが、アプリの再起動方法は大きく2つに分けられ、多くの機種で共通しています。ここでは、スマホ操作に不慣れな方でも実践できるよう、手順を一つずつ丁寧に解説します。
方法①:マルチタスク画面からアプリを終了→再起動
この方法は、アプリの動作が重くなったときや、一時的な不具合が出た場合に効果的です。スマホ内で複数のアプリが同時に動いていると、メモリや処理能力の負荷が高くなり、動作が遅くなる原因になることがあります。
手順1:マルチタスク画面を表示する
マルチタスク画面とは、現在起動中または一時停止状態のアプリを一覧表示できる機能です。
- ナビゲーションボタンがある機種(例:AQUOS、Galaxyなど)では、画面下部にある「□(四角)」ボタンをタップすると表示されます。
- ジェスチャー操作がメインの機種(例:Pixel、Xperiaの一部)では、画面の下端から上に向かってスワイプし、画面中央あたりで指を止めると表示されます。
この操作を行うことで、現在のスマホにどんなアプリが起動中なのかがひと目で確認できます。
手順2:終了したいアプリを上方向にスワイプして消す
一覧の中から問題のあるアプリを探し、画面の外にスライドさせることで、そのアプリを終了させることができます。
- 上にスワイプする操作は「完全終了」の意味になります。画面上から見えなくするだけでなく、裏での動作も停止します。
- 特定のアプリだけでなく、「すべて閉じる」や「全てクリア」といったボタンが表示されている場合、それをタップすれば一括で全てのアプリを終了できます。
手順3:ホーム画面やアプリ一覧からアプリをもう一度起動する
再起動したいアプリのアイコンをタップして開けば、再起動完了です。
- 多くの場合、これだけで動作の不具合が解消することがあり、特にSNSアプリや動画アプリなどに多い「一時的な読み込み不具合」の改善が期待できます。
- アプリを開くことで、新たにリフレッシュされた状態で再び動作が始まります。
方法②:アプリ情報画面から強制停止→再起動
こちらは、アプリがフリーズして操作が効かない、強制的に終了させたいという状況で使える方法です。アプリそのものをシステムレベルで止めるため、マルチタスク画面からの終了よりも強力なリセット方法です。
手順1:アプリのアイコンを長押しする
ホーム画面やアプリ一覧で、対象アプリのアイコンを2秒ほど長押ししてください。
- 長押しすると、アプリのショートカットメニューが表示されます。
- その中に「アプリ情報」や「iマーク」があるので、それをタップします。
この操作はアプリの設定画面へ直接アクセスする裏技的な方法です。
手順2:「強制停止」をタップする
アプリ情報画面が開いたら、下の方に「強制停止」というボタンが表示されているはずです。
- 「強制停止」とは、現在進行中のすべての処理を強制的に打ち切る操作です。
- 注意喚起のポップアップが出た場合は内容を確認し、問題なければ「OK」または「停止」を選択します。
この操作により、アプリが完全にスマホのメモリ上から消えた状態になります。
手順3:再びアプリを起動する
スマホのホーム画面やアプリ一覧に戻り、対象アプリのアイコンをタップして再び起動します。
- 強制停止後に起動すると、アプリは初回起動時のように「まっさらな状態」で動作を開始します。
- たとえばアプリがフリーズしていたり、画面が真っ暗になって操作できないといったトラブルも、この手順で解消することがあります。
注意点と補足
- Galaxy、Xperia、AQUOS、Pixelといった国内で主に流通しているAndroidスマホであれば、上記2つの方法は基本的にすべて使えます。
- Androidのバージョンやメーカーの独自UI(ユーザーインターフェース)によって、画面のレイアウトや用語が少し異なることがありますが、操作の本質は同じです。
また、アプリを再起動しても症状が改善されない場合は、スマートフォン自体を再起動する、キャッシュを削除する、アプリやOSを最新バージョンに更新するといった追加の対応が必要になる場合もあります。

アプリの挙動に違和感があるときは、焦らずこれらの方法をひとつずつ試してみてください。再起動は、トラブル解消の基本中の基本とも言える、効果的な操作です。
アプリの不具合が再起動で直らないときの5つの対策
アプリを再起動しても不具合が改善しない場合、原因はアプリの内部処理ではなく、スマートフォンの環境や設定にあることが少なくありません。ここでは、再起動では解消できなかった不具合に対して、初心者でも実践しやすく効果的な5つの対処法を、できるだけ具体的に紹介します。
1. スマホ本体を再起動する
一度アプリを再起動しても症状が変わらない場合、スマホ本体を再起動することで解決することがあります。これは、一時的に蓄積されたメモリ上のデータや、バックグラウンドで動作しているプロセスが影響して不具合を引き起こしているケースに有効です。
たとえば、他のアプリとリソースを取り合っている状態や、OSの挙動が不安定になっている場合、端末を完全にシャットダウンして電源を入れ直すことでシステム全体がリフレッシュされ、動作が安定します。
iPhoneであれば、電源ボタンと音量ボタンの長押し(または電源ボタン単独)で「スライドで電源オフ」が表示されます。Androidも機種によって異なりますが、長押しから再起動メニューを選ぶことができます。再起動後にアプリを開き直し、不具合が解消されているか確認してみてください。
2. アプリのキャッシュを削除する
キャッシュとは、アプリが過去に表示したデータや一時的なファイルを保存しておくことで、次回の起動をスムーズにするための仕組みです。しかし、これが壊れていたり、古い情報が残っていたりすると、画面が真っ白になったり、正しく表示されなかったりといった不具合の原因になることがあります。
たとえば、SNSアプリで画像が表示されない、ショッピングアプリでカートの中身が更新されないといった場合、キャッシュの削除で解消することが多いです。
Androidでは「設定」→「アプリ」→該当アプリ→「ストレージ」→「キャッシュを削除」と進むことでキャッシュを個別に削除できます。iPhoneはアプリによって手順が異なりますが、「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→該当アプリを選んで「Appを取り除く」を行うと、データを残したままアプリ本体を削除できます。再インストールすることで実質的にキャッシュがクリアされます。
3. アプリのアップデートを確認する
アプリの不具合が解消しない場合は、まず最新バージョンに更新されているか確認してください。開発者側が不具合を把握し、修正済みのアップデートをすでに配信しているケースもあります。
たとえば、インスタグラムで特定のエフェクトが使えない、LINEで通知が届かない、といった障害も、アップデート後に解消されることがあります。特に新しい機種やOSとの互換性に関わる問題は、アップデートによって最適化されていることが多いです。
Google Playストア(Android)やApp Store(iPhone)を開き、「マイアプリ」や「アップデート」タブから、対象アプリに更新がないかを確認します。可能であれば自動アップデートを有効にしておくと、常に最新の状態を保ちやすくなります。
4. ストレージの空き容量を確認する
スマホの内部ストレージに空きがないと、アプリが正常に動作しないことがあります。特に、動画や画像を扱うアプリでは、表示に必要な一時データが保存できず、アプリがクラッシュしたり、フリーズしたりする原因になります。
「設定」→「ストレージ」や「デバイスケア」などから使用状況を確認し、空き容量が1GB以下の場合は要注意です。不要な写真・動画・音声メモ・使っていないアプリなどを削除して、少なくとも2〜3GB以上の空きを作ることが推奨されます。
また、クラウドサービス(GoogleフォトやiCloud)を活用することで、データを端末から退避しつつ、安全に保存することも可能です。特に高解像度の動画ファイルやアプリの一時ファイルは容量を圧迫しやすいため、定期的な整理が必要です。
5. OSのバージョンを最新に保つ
アプリが最新でも、スマートフォンのOS(iOSやAndroid)が古いと、機能が正しく動作しないことがあります。OSとアプリの間で互換性に問題があると、特定のボタンが反応しない、設定が保存されないといった不具合が発生することもあります。
とくに、OSのアップデートにはセキュリティの強化や不具合の修正、アプリとの互換性向上といった重要な改良が含まれています。これを怠ると、アプリが突然動かなくなるなどのリスクもあります。
iPhoneは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」、Androidは「設定」→「システム」→「システムアップデート」から確認できます。アップデート中はバッテリー残量やWi-Fi環境に注意し、時間に余裕があるときに行うようにしましょう。

これらの方法を試しても不具合が改善されない場合は、アプリの開発元に問い合わせを行うか、一度アプリをアンインストールして再インストールすることも選択肢になります。ただし、データが初期化される可能性があるため、事前にバックアップを取っておくことを忘れないようにしてください。
アプリを再起動したほうがいいケース・しないほうがいいケース
アプリの再起動は、不具合を解消したり、アプリの状態を一度リセットしたりするのに有効な方法です。しかし、再起動すれば必ず良い結果になるとは限りません。むしろ、状況によっては再起動しないほうがよいケースもあります。ここでは、それぞれのケースを具体例を交えて詳しく解説します。
再起動したほうがいいケース
1. アプリがフリーズ・応答しないとき
アプリを使っている最中に画面が固まってしまい、どこをタップしても反応がない場合は、内部処理が正常に働いていない可能性があります。たとえば、LINEでトーク一覧が表示されない、Instagramで画像の読み込みが止まったままになる、といった現象が当てはまります。こうした場合は、アプリを再起動することで内部メモリの状態がリセットされ、不具合が解消されることがあります。アプリが一切操作できない状態であっても、マルチタスク画面や設定から強制終了すれば再起動が可能です。
2. 画面表示や動作が重いとき
スクロールが引っかかる、画面の読み込みが異常に遅い、入力した文字が表示されるまでにタイムラグがある――こうした症状がある場合は、アプリ内でメモリが過剰に使用されているか、キャッシュが蓄積されている可能性があります。とくにゲームアプリやSNSアプリなど、多くのデータを一時的に扱うアプリではこうした現象が起きやすく、再起動によって一時的なメモリの負荷が解消され、快適に使えるようになることがあります。
3. アプリが強制終了を繰り返すとき
アプリを開いた直後にすぐに落ちる、操作途中で突然閉じてしまうといったトラブルは、アプリのバックグラウンド動作にエラーが発生しているケースがあります。たとえば、YouTubeを開いても数秒で落ちてしまう、LINEの通話が勝手に切れてしまう、といった現象です。こうした場合は、再起動によってエラーがリセットされ、通常どおり起動できるようになる可能性があります。また、アプリとOSの相性が一時的に不安定になっているときにも、再起動は有効です。
4. 表示内容をリセットしたいとき
アプリは、直前に開いていた画面や入力していた情報を保持していることが多く、起動後にその状態を自動で復元する仕組みになっています。たとえば、LINEのトークルームを開いたまま終了すると、次に起動したときもその画面が開かれ、メッセージを見たことになってしまう(既読がつく)ことがあります。ほかにも、通販アプリで商品をカートに入れていたままになっていたり、SNSで投稿途中の文章がそのまま残っていたりするケースも。意図しない情報表示や誤操作を防ぎたいときは、アプリの再起動で画面をリセットすると安心です。
5. アップデート後の不具合が出たとき
アプリやOSをアップデートした直後に、「アプリが開かなくなった」「ボタンの配置がずれて操作できない」「画像が正しく表示されない」といった不具合が起こることがあります。これは、更新後の設定が一部正しく反映されていなかったり、古いキャッシュが残っていたりするためです。一度アプリを終了し、再起動することで、新しいバージョンの内容が適切に反映され、動作が安定する場合があります。アップデート直後に異常を感じたら、まずは再起動を試すとよいでしょう。
再起動しないほうがいいケース
1. バッテリー節約のために頻繁に再起動する場合
「アプリをこまめに終了させたほうがバッテリーの持ちが良くなる」と信じて、毎回のように再起動している方も少なくありません。しかし、現在のスマホでは、OSがアプリのバックグラウンド動作やメモリ使用量を自動で最適化しており、ユーザーが意図的に終了させる必要は基本的にありません。むしろ、頻繁な再起動によってアプリの再読み込みが増えると、逆に電力を消費する場合があります。とくに、天気アプリやメールアプリなど、バックグラウンド更新が必要なものは、再起動を繰り返すことで機能が制限されることもあるため注意が必要です。
2. 通信途中の作業をしているとき
動画のアップロード中、クラウドへの自動保存中、オンラインゲームのプレイ中など、アプリが通信している最中に再起動すると、データが失われたり、通信が中断されたりする可能性があります。たとえば、Googleフォトに写真をアップロードしている最中に再起動すると、未アップロードのデータが正常に反映されないことも。こうした作業は、画面上には表示されていない場合もあるため、操作に自信がないときは、通信が終わってから再起動するのが安全です。
3. アプリ側で一時保存していない作業中の場合
メモ帳アプリでの文章入力や、画像編集、フォームの記入途中など、アプリによっては作業内容が自動保存されない場合があります。たとえば、ネットショッピングの注文フォームに入力中に再起動してしまうと、入力内容がすべて消えてしまうこともあります。再度入力する手間がかかるだけでなく、エラーや注文ミスにもつながるため、保存状態を確認してから再起動することをおすすめします。
4. 自動ログインが解除されるリスクがあるとき
一部の金融系アプリやセキュリティが強化されたサービスでは、アプリを強制終了することでログイン情報がリセットされてしまうことがあります。アプリの起動時に毎回認証が必要になる仕様になっている場合、再起動のたびにログイン操作が必要になるため、利便性が下がるうえに、認証トラブルの原因になることもあります。特に、パスワードや認証コードが手元にない状況では、安易に再起動しない方が安全です。

再起動はトラブル解決の第一歩ですが、万能な手段ではありません。状況に応じて「今は再起動すべきか、それとも控えるべきか」を見極めることで、アプリをより快適に、そして安全に使うことができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. アプリを再起動しても開かないときはどうすればいいですか?
スマホ本体の再起動を試す
アプリ単体の問題でない可能性があるため、まずはスマホ全体を再起動してみてください。OSの一時的なエラーが解消され、アプリが正常に起動できることがあります。
キャッシュの削除を行う
アプリのキャッシュが破損していると、起動時にエラーを引き起こすことがあります。Androidではアプリ情報から「キャッシュを削除」、iPhoneでは一度アプリを削除して再インストールするのが一般的です。
アップデートと空き容量の確認
アプリまたはOSが最新でないと、不具合が起こりやすくなります。アプリストアで更新情報を確認し、あわせてストレージ容量が十分に確保されているかもチェックしてください。容量不足も動作不良の一因です。
公式サポートやSNSの確認も有効
特定のアプリだけが開かない場合は、そのアプリ側の障害の可能性があります。公式サイトやX(旧Twitter)などで、障害報告が出ていないか確認してみましょう。
Q2. タスクキルとアプリの再起動は同じ意味ですか?
タスクキルは「終了」、再起動は「終了+再開」
タスクキルとは、マルチタスク画面でアプリをスワイプして完全に終了させる操作のことです。一方で、再起動はアプリを終了させたあと再び起動する一連の流れを指します。
ホーム画面に戻るだけでは終了していない
アプリを閉じてホーム画面に戻るだけでは、アプリはバックグラウンドで動作し続けていることが多く、メモリが開放されないため、再起動の効果が出にくい場合があります。
通知や動作に影響するケースもある
メッセージアプリや天気アプリなど、バックグラウンド動作が前提のアプリは、タスクキルにより通知が届かなくなる場合もあるため、むやみに終了するのは避けたほうがよいケースもあります。
Q3. アプリが勝手に閉じるのは故障ですか?
メモリ不足や高負荷が原因のことが多い
複数のアプリを同時に使っていたり、重たいゲームアプリを長時間使っていると、メモリが限界になりOSが自動的にアプリを強制終了させることがあります。
アプリ自体のバグや互換性の問題も
新しいOSバージョンにアプリが対応していないと、勝手に落ちる・真っ白な画面になるなどの不具合が出ることがあります。アプリとOSのバージョンの整合性も確認してみてください。
省電力設定が影響している可能性も
設定によってはバッテリー節約のためにアプリのバックグラウンド動作が制限され、強制終了されることがあります。設定アプリから該当アプリの省電力設定や自動最適化の項目を確認してみてください。
Q4. アプリを再起動するとデータは消えますか?
基本的にデータは消えない
ゲームのセーブデータやLINEのトーク履歴など、多くのアプリではデータが自動保存されているため、再起動によって削除されることはありません。
入力中のデータや一時保存には注意
SNS投稿の下書きや、ネットショップのカートなどは、再起動でリセットされることがあります。作業中の内容はこまめに保存する、またはアプリの仕様を事前に確認しておくことが大切です。
再インストール時はログイン情報を確認
どうしても動作が直らずアプリを削除・再インストールする際は、ログイン情報を事前にメモしておきましょう。バックアップがないとデータを復元できないケースもあります。
Q5. アプリを再起動する頻度に決まりはありますか?
明確なルールはないが、不具合時には有効
普段は再起動を意識する必要はありません。動作が重い、固まる、通知が届かないなど、不具合を感じたときに行うのが基本です。
頻繁すぎるタスクキルは逆効果になることも
近年のスマホはメモリ管理が自動化されており、ユーザーが手動で終了させる必要はほとんどありません。むしろ、何度も再起動を繰り返すことで、バッテリー消費が増えるリスクもあります。
通知が届かない原因になる場合もある
バックグラウンドでの動作が前提のアプリ(LINE・カレンダー・天気など)では、再起動やタスクキルをすると通知や自動更新が停止してしまうことがあります。利用頻度やアプリの種類に応じて使い分けるのが理想です。