楽天モバイルのデメリット11選｜契約前に知るべき注意点と後悔しない選び方

楽天モバイルのデメリットを先に確認するべき理由

料金よりも重要な「つながりやすさ」

スマホの料金が安くても、電波が安定しなければ意味がありません。楽天モバイルは自社回線を整備しているMNOであり、都市部では比較的快適な通信が可能です。しかし、地下・屋内・郊外といった一部のエリアでは、いまだにつながりにくい場所も多く、プラチナバンドの導入が進んでいる現在でも完全に解消されたわけではありません。通信が不安定になると、通話や動画視聴、ビジネス用途に大きな支障をきたすことになります。

契約後の「後悔」を減らすために

楽天モバイルは公式キャンペーンも多く、ポイント還元やスマホ1円セールなど魅力的な特典が目立ちます。しかし、こうした「お得感」だけで契約を決めると、後から「やっぱりつながらなかった」「サポートが頼りにならない」「iPhoneでキャリア決済ができなかった」などのトラブルに直面しやすくなります。特典目当てで短期契約をすると、キャンペーン対象外になってしまうこともあるため注意が必要です。

他人の口コミはあくまで“他人の環境”

SNSや口コミサイトには「遅い」「圏外になる」といった評価も散見されますが、それが自分にも当てはまるとは限りません。通信状況はエリアや時間帯、使っている端末によって大きく変わります。逆に「問題なく使えている」という声も一定数存在します。だからこそ、契約前には公式サイトでエリアマップを確認し、可能であれば実際に楽天モバイル回線を使っている人の近くで使用感を確かめるのがベストです。

安さだけで決めず、失敗しない判断を

スマホは日常生活に欠かせないインフラです。だからこそ「契約前にデメリットを知ること」は、後悔しないための重要なステップとなります。とくにITに不慣れな方ほど、手続きの複雑さやサポートの使いにくさが障壁になりやすく、事前の確認が必須です。楽天モバイルの「向いていない人」に自分が該当するかを見極めるためにも、まずはデメリットからしっかり把握することをおすすめします。

デメリット① 電波がつながりにくい場所がある

楽天モバイルは独自の通信網を持つ第4のキャリアとして注目されていますが、電波の届きにくさは多くのユーザーが直面する問題です。契約後に「思ったより圏外になる場所が多い」と感じる人も少なくありません。

地下・屋内・山間部では圏外になることも

楽天モバイルの回線は、駅の地下、ビルの中、商業施設の奥まったエリア、山間部など「遮蔽物が多い場所」や「基地局の密度が低い地域」で特につながりにくい傾向があります。
これは、楽天モバイルが使用する周波数帯が高周波寄りで、壁や障害物に弱いという電波特性によるものです。

都心部の地上では快適に使えても、地下鉄に入った瞬間に圏外になったり、建物内に入ると電波が弱くなったりするケースはよくあります。

プラチナバンド対応エリアはまだ限定的

2024年に楽天モバイルでも「プラチナバンド（700MHz帯）」の運用がスタートしましたが、全国的な普及には時間がかかっています。
このプラチナバンドは、屋内や地下でも電波が届きやすいとされる重要な周波数帯ですが、2025年現在でも対応エリアはまだまだ発展途上です。

特に都市部以外の地方では、楽天回線よりもパートナー回線（au）に切り替わる頻度が高く、通信の安定性に差が出ることがあります。

エリアマップと実際の使用感に差があることも

楽天モバイルは公式サイトで通信エリアマップを公開していますが、マップ上では「エリア内」となっていても、実際にはつながらない、あるいは極端に電波が弱いと感じることがあります。
これは、建物の構造や地形によって、実際の通信環境がマップの予測と異なるためです。

とくに新興住宅地やビルが密集したエリアでは、エリアマップの表示だけで判断するのは危険です。事前に「楽天回線対応製品」と「通信エリアの詳細」を必ず確認しておきましょう。

サブ回線としての活用が現実的

メインのスマホ回線として楽天モバイルを使う場合、圏外のストレスが重く感じられる可能性があります。
通信の安定性を最優先にしたい方には向いていません。

一方で、「月額料金が安く、データ無制限」という特徴を活かし、サブ回線としての利用であれば非常に魅力的です。テザリング専用、外出先での補助回線など、用途を限定することでコストパフォーマンスを高めることができます。

デメリット② 通信速度に地域差がある

楽天モバイルは自社回線を活用するMNOとして独自の通信網を展開していますが、その整備状況には地域差があり、通信速度の快適さは場所によって大きく異なります。特に郊外や山間部、一部の住宅街では「通信が遅い」「読み込みが進まない」といった声がSNSやレビューサイトに多数投稿されています。

都市部では比較的スムーズな通信が可能で、昼休みや通勤時間帯といった混雑する時間帯でも40〜60Mbps台の安定した速度が報告されています。一方で、基地局が少ないエリアや利用者が集中しやすい場所では、10Mbpsを下回ることも珍しくなく、動画視聴やビデオ通話でストレスを感じる場面もあるようです。

2024年から「プラチナバンド（700MHz帯）」の運用が始まり、以前よりも電波の届きにくい屋内や地下での通信品質は改善されつつあります。しかし、基地局の整備には時間を要しており、全国的に均一な通信環境を実現できているとは言えません。特に地方在住のユーザーからは「期待したほど改善されていない」という実感の声も多く、過渡期であることが見て取れます。

また、楽天モバイルではauのパートナー回線による補完も行っていますが、このパートナー回線も接続制限がかかることがあり、常時快適な通信が保証されているわけではありません。自動で楽天回線に切り替わる仕様のため、接続先をユーザーが任意に選べない点も不便に感じられる要素です。

通信速度は契約時には見えにくいデメリットであり、実際に使い始めてから「思ったより遅い」と感じてしまうケースも少なくありません。そのため、事前に楽天モバイル公式サイトの「サービスエリアマップ」や、SNSでの地域別の利用報告を確認することが重要です。

快適に使える地域と、ストレスが溜まりやすい地域がはっきり分かれるため、メイン回線としての導入を検討している方は、通信品質の現状をしっかり把握してから判断する必要があります。サブ回線としての利用や、短期間の試用から始めて様子を見るという選択肢も有効です。

デメリット③ 料金が従量制で意外と高くなる

楽天モバイルの料金プランは一見シンプルで魅力的に見えますが、実は「使った分だけ支払う」従量課金制のため、使い方によっては想定より高額になるリスクがあります。料金の安さに惹かれて契約したものの、「思ったより請求が高い」と感じるケースは少なくありません。

データ通信量によって料金が自動でアップ

楽天モバイルの「最強プラン」は、毎月のデータ使用量に応じて料金が自動的に3段階で変動します。

• 3GBまで：1,078円（税込）
• 20GBまで：2,178円（税込）
• 20GB超（無制限）：3,278円（税込）

このように、利用量に応じて段階的に上がっていく仕組みですが、自分で料金変更の操作をしなくても自動で上の料金に切り替わるため、管理を怠ると想定外の請求を受けることがあります。

たとえば「月に5GBも使ってないと思ってたのに、20GB超えていて3,000円以上請求された」という声も珍しくありません。Wi-Fiの接続が不安定だった日や、動画を少し長く見ただけでも想定外の通信量になってしまうことがあるため、注意が必要です。

無制限でも使わない人には割高になる

楽天モバイルの魅力の一つに「無制限で3,278円」という点がありますが、これは毎月20GB以上使う人にとってのメリットです。逆に、月に4GB～10GB程度しか使わない人にとっては、使ってもいない通信量に対して高めの料金を支払うことになるため、割高感があります。

実際、毎月10GB前後の利用で2,178円かかると、他社の「10GBで1,500円前後」のプランと比較して明らかにコスパが悪くなってしまいます。料金が自動で切り替わる仕様は便利である反面、「節約の意識を持っていないと損をしやすい」という側面もあります。

データ管理のハードルが高い人には不向き

「今月どれくらい使っているか」「Wi-Fiにつながっているか」などを意識的にチェックできる人であれば、楽天モバイルでも無駄なく使いこなすことができます。

しかし、スマホの設定や通信量の管理に慣れていない人、子どもや高齢者が使う場合には、知らないうちに上限を超えてしまい、料金がかさんでしまうケースも少なくありません。

たとえば、YouTubeを見ながらWi-Fiからモバイル通信に切り替わっていたことに気づかず、数日で20GBを突破していたという事例もあります。

使いすぎ防止には手動での「通信制限」が効果的

楽天モバイルでは通信量に応じた通知機能がありますが、リアルタイムでの強制的な制限機能はありません。意図せず20GBを超えてしまうのを防ぎたい場合、スマホの設定で手動でのデータ通信制限をかけることをおすすめします。

• Androidなら「データ使用量警告と制限」から通信上限を設定
• iPhoneなら「モバイルデータ通信」の使用状況をこまめに確認

このような設定を使えば、上限を意識しながら利用でき、無駄な課金を避けることができます。

楽天モバイルは、データを多く使う人にはコスパが高いサービスですが、そうでない人にとっては「思ったより高かった」という落とし穴があるプランです。従量制の仕組みを正しく理解し、料金の変動に対して常に注意を払える人でなければ、かえって他の定額制格安SIMの方が向いていることもあります。

デメリット④ サポートの質が安定しない

楽天モバイルのサポート体制には、安定性に欠けると感じるユーザーの声が多く見られます。とくに「困ったときに頼りたい」と思っても、スムーズに解決までたどり着けないケースがあることが問題視されています。サポート手段そのものは複数ありますが、それぞれに不満が寄せられやすい理由を具体的に解説します。

電話サポートが繋がりにくい

楽天モバイルには電話窓口が用意されていますが、混雑する時間帯はつながるまでに非常に時間がかかるという口コミが目立ちます。とくに平日の夕方や週末は、オペレーターにたどり着くまで30分以上待たされたという報告もあります。

また、担当者の対応品質にもばらつきがあり、「丁寧に教えてくれる人もいれば、説明が不十分で二度手間になった」というケースも散見されます。通信や料金といった複雑なトラブル時に頼りにくいというのが実態です。

AIチャットが基本対応のため柔軟な対応が難しい

楽天モバイルの公式サポートページでは、AIチャットボット（自動応答）による対応が中心になっています。簡単な操作案内であれば問題ありませんが、トラブルの原因が複雑だったり、特定の端末やプランに関する詳細な質問をしたい場合には、「結局わからない」「担当者にたどり着けない」という不満が出やすいです。

「〇〇の操作ができない」という入力に対して、全く関係のないFAQが返されることもあり、的外れな回答に振り回されてストレスを感じるユーザーもいます。

実店舗が少ないため、対面サポートに頼れない人も

楽天モバイルは他の大手キャリアと比べて実店舗の数が少なく、「近くに店舗がない」「直接相談したくてもできない」という状況に陥ることがあります。全国に1,000店舗以上あるとはいえ、都市部に集中している傾向があり、地方や郊外に住んでいる人にとってはアクセスが困難です。

高齢者やネット手続きが苦手な層にとっては、対面サポートの重要性が高いため、この点は大きなデメリットになります。

解決までに時間がかかるケースもある

たとえば「キャンペーンポイントが付与されない」「eSIMの再発行が進まない」といった問題でサポートを利用した場合、複数回の問い合わせが必要になることがあるという声も多く寄せられています。

そのたびにAIチャットからスタートしなければならない仕様のため、「一貫性のある対応が受けられない」「解決までに何日もかかった」といった不満を感じる人も少なくありません。

楽天モバイルのサポート体制は、基本的にはコストを抑える仕組みに重点を置いており、手軽さを優先する代わりに“丁寧さ”や“迅速さ”が不足しがちです。スマホやネットに慣れている人であれば問題なく対処できることも多いですが、「わからないときはすぐに聞きたい」というサポート重視の方には向いていない可能性が高いです。サポートを重視するなら、契約前に近隣に実店舗があるか、サポート体制の評判をよく確認しておくことをおすすめします。

デメリット⑤ Rakuten Linkアプリに不満の声

楽天モバイルの大きな特徴の一つが、専用通話アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料が無料になるという点です。しかし、そのRakuten Linkアプリに対して、ユーザーからの不満の声が一定数見られます。

もっとも多く挙げられているのは通話品質の不安定さです。特に地下や建物の奥まった場所など、電波が不安定なエリアでは通話中に音が途切れたり、相手の声が聞こえにくくなるケースがあります。通常の電話アプリと比べると、通信状況により品質の差が出やすいのが現実です。

また、「通話がかけられない」「発信できてもすぐ切れてしまう」といった接続の問題も報告されています。こうしたトラブルは、アプリのアップデートやOSとの相性が影響している場合もあるため、常に安定して使えるとは限りません。

さらに、一部の番号への発信が無料対象外であることを知らずに、通話料金が発生してしまったというトラブルも起きています。Rakuten Linkを利用しても、ナビダイヤル（0570）やフリーダイヤル（0120）の一部、留守番電話センターなどへの発信は有料になるケースがあり、注意が必要です。

加えて、通話以外の機能についても、LINEなどの他社アプリに比べて操作性やUIのわかりにくさが指摘されることがあります。とくにLINE通話に慣れているユーザーにとっては、Rakuten Linkは使いづらく感じる場面が多いようです。

このように、Rakuten Linkアプリには無料通話という大きなメリットがある一方で、安定性や使い勝手に課題があるのも事実です。日常的に通話をよく利用する方や、ビジネス利用を想定している方は、通話品質を重視して他の通信手段も併用するか、サブ回線としての利用を検討した方が安心でしょう。

デメリット⑥ iPhoneや端末によって制限がある

楽天モバイルはiPhoneやAndroidの多くの機種に対応していますが、すべての機種で完全な機能が使えるわけではありません。端末の種類によって、キャリア決済や一部機能に制限がかかることがあり、注意が必要です。

一部のiPhoneではキャリア決済が非対応

楽天モバイルでは「キャリア決済（楽天モバイルの利用料金と一緒にアプリなどの購入代金を支払う方法）」が使えますが、iPhoneではこの機能が利用できないという大きな制約があります。
具体的には、App Store内の課金やサブスクリプションにキャリア決済を利用できず、クレジットカードやApple ID残高での支払いが必要になります。

特にこれまでキャリア決済に慣れていたユーザーは、楽天モバイルに乗り換えた途端に「課金できない」「支払い方法を変える必要がある」といった戸惑いが起きるケースが多く見られます。

対応端末リスト外だと通信・通話が不安定になるリスクも

楽天モバイルでは「楽天回線対応製品」の一覧を公式に公開しており、このリストに載っていない端末を使う場合、正常に通話やデータ通信ができないリスクがあります。

特にAndroid端末はメーカーやモデルごとに通信バンドやソフトウェア仕様が異なるため、非対応機種では以下のようなトラブルが起こり得ます。

• 電話はできるが、SMSが届かない
• 通話が突然切れる、または相手に声が届かない
• 楽天回線ではなくパートナー回線（au）ばかりつながる
• 5G非対応で速度が遅い

また、楽天モバイルはeSIM対応も進んでいますが、eSIMに非対応の端末や、eSIM構成プロファイルのダウンロードに失敗する機種も存在します。

SIMのみ契約時の動作確認は自己責任に

楽天モバイルでは、SIMカードのみを契約することも可能です。しかし、自分のスマホが楽天回線に正式対応しているかを確認しないまま契約すると、通信できない可能性があります。

とくに中古スマホや海外版の端末を利用している人は要注意です。APN設定を手動で行う必要があるケースも多く、スマホ操作に慣れていない人にとっては大きなハードルになります。

対応端末は必ず公式で事前確認を

楽天モバイルをストレスなく利用するためには、事前に自分の端末が「楽天回線対応製品」に含まれているか公式サイトで確認することが必須です。対応機種であれば、通話・データ通信・SMS・Rakuten Linkのすべてが正常に使えるとされています。

とくに「iPhoneをSIMのみで使いたい」「今使っているAndroidをそのまま楽天モバイルで使いたい」という人は、公式の「対応端末一覧」と「エリアマップ」の両方をチェックしたうえで申し込むのが安心です。

楽天モバイルは安価でデータ無制限という魅力がありますが、端末の相性によってはその恩恵をフルに受けられない可能性があります。とくにiPhoneユーザーや中古端末利用者は、契約前に注意すべきポイントが多いため、慎重な下調べが必要です。端末による制限を把握せずに契約してしまうと、日常の使い勝手に大きな支障をきたすリスクがあります。

デメリット⑦ 実店舗が少なくて不便なことも

楽天モバイルは、ドコモやau、ソフトバンクなど大手キャリアに比べて、実店舗の数が少ない点が大きなネックです。2025年現在で全国に約1,000店舗を展開しているものの、他の大手キャリアは2,000店舗以上を有しており、都市部に店舗が集中している楽天モバイルは、地方や郊外に住んでいる人にとってアクセスが難しいケースがあります。

サポートを受けたくても「近くに店舗がない」

楽天モバイルでは、契約や機種変更、故障相談などをオンラインで完結できるよう設計されています。しかし、「スマホの操作に不慣れ」「直接スタッフと話して確認したい」という方にとっては、店舗で相談できる安心感が非常に重要です。

特に、スマホ初心者や高齢の方にとっては、「チャットサポートだけでは不安」「AIチャットでは話が通じない」という声も多く聞かれます。近くに実店舗がないことで、トラブル発生時にサポートへたどり着けない不安が大きくなるのです。

店舗予約制で「すぐに相談できない」ことも

たとえ近くに店舗があっても、楽天モバイルの店舗は原則予約制のため、「急ぎで解決したいのにすぐには対応してもらえない」という不満も出やすいです。週末や新キャンペーン直後などは予約が取りづらく、サポートの“即時性”に欠けるという印象を受ける人も少なくありません。

オンライン手続きに慣れていない人にはハードルが高い

楽天モバイルは基本的にオンライン完結型のサービス設計となっており、申し込みや機種変更、MNP転入、eSIMの設定などもすべてウェブやアプリ上で行う必要があります。操作に不安がある方にとっては、「店舗に行って聞きながら手続きしたい」というニーズに応えにくい構造です。

とくにeSIM関連の手続きでは「途中で設定を間違えて通信不能になった」「再発行手続きに手間取った」といった声もあるため、店舗のフォロー体制が重要になる場面もあります。

解決策としての選択肢

実店舗が少ないというデメリットを補うには、以下のような対応策が有効です。

• 契約前に最寄りの楽天モバイル店舗を確認する（公式サイトの店舗検索機能を活用）
• 近くに店舗がない場合は、オンラインチャットで事前に内容を整理してから来店予約を取る
• 家族や知人にオンライン手続きをサポートしてもらう
• サブ回線として楽天モバイルを利用することで、サポート依存度を下げる

楽天モバイルは、料金の安さや無制限プランの魅力が光る一方で、「サポートを直接受けたい」という人にとっては不安が残る仕様です。実店舗の少なさは、ネットに不慣れな方にとっては大きな障壁となる可能性があるため、自分の利用スタイルに合うかどうかをよく検討することが大切です。

デメリット⑧ オンライン手続きが複雑

楽天モバイルは「店舗に行かずに自宅で完結できる」という点が大きな魅力とされていますが、実際にはオンラインでの手続きが難しく感じる人も多く、ITに不慣れな方にとっては大きな障壁となることがあります。特に初めて格安SIMを利用する方や、他社から乗り換え（MNP）を行う人にとっては、操作の流れが直感的でない部分が多く、戸惑いがちです。

初心者にわかりにくいUIと説明不足

楽天モバイルの申し込みページは一見シンプルに見えますが、「SIMカード」と「eSIM」の選択肢や、キャンペーン適用条件の記載、オプションの有無などが複雑に絡んでおり、初見では理解しづらい構造になっています。特にeSIMを選んだ場合、「QRコードの読み込み」や「APN設定」などスマホに不慣れな人がつまずきやすい手順が待っています。

さらに、説明文が少ない部分や専門用語が並ぶ箇所もあり、スマホの操作に慣れていないユーザーからは「何を選べばいいのかわからない」「どこをタップすれば進むのか迷う」という声が多く寄せられています。

機種変更手続きでの混乱も多発

楽天モバイルではオンライン上で機種変更やSIMの再発行、プラン変更などを行えますが、その手順が一貫していないことが混乱の元になっています。たとえば、「eSIMからSIMカードへ変更する場合」や「楽天モバイル端末以外を使う場合」など、ケースごとの操作が異なるにもかかわらず、案内が分かりづらいという課題があります。

機種変更の途中でログアウトしてしまった、スマホの設定画面で何をすればいいのか不明、QRコードが読み込めないといったトラブルで、手続きが途中で止まってしまう人も少なくありません。

問い合わせ先がわかりにくく、サポートにたどり着けない

「困ったら問い合わせればいい」と思っても、楽天モバイルの公式サポートは基本的にAIチャットが入口になっており、人間のオペレーターにたどり着くまでに時間と手間がかかります。また、電話窓口も混雑していることが多く、問い合わせをするだけで数十分かかることも珍しくありません。

実際に「eSIMが使えない状態のまま数日間放置された」「やり直しを繰り返して3日かかった」といった口コミも見られ、オンラインで完結する仕組みに不安を感じる人もいます。

実店舗に頼りたくても行けない人も

オンライン手続きの煩雑さを補うために全国1,000以上の実店舗が設置されていますが、それでも「近隣に店舗がない」「土日しか動けない」といった事情で来店が難しい人にとっては、実質的にオンライン一択となってしまい、不便さを強く感じる要因になっています。

楽天モバイルは「完全オンライン完結型」を強みにしていますが、その反面でわかりやすいUI設計や丁寧なサポート体制がまだ整っていないという課題も抱えています。ITに不慣れな方やスマホの設定が苦手な方にとっては、スムーズな利用開始が難しく、途中で諦めてしまうリスクもあります。

申し込みや機種変更を検討している方は、あらかじめ手順を確認し、必要に応じて楽天モバイル店舗でのサポートも視野に入れると安心です。

デメリット⑨ キャンペーンのポイント付与が遅い

楽天モバイルはお得なキャンペーンを頻繁に実施しており、契約者に楽天ポイントを大量に付与する特典が用意されています。しかし、多くのユーザーから「ポイントがなかなか付与されない」「いつもらえるのか分かりづらい」という声が挙がっており、キャンペーンの“遅延付与”は明確なデメリットの一つです。

ポイント付与までに2〜3か月かかるケースが多い

楽天モバイルでは、「三木谷キャンペーン」などで最大14,000ポイントがもらえるといった大規模なキャンペーンを展開していますが、ポイントの付与タイミングは“契約月の翌々月末頃”など非常に遅いケースが一般的です。申し込みから実際にポイントが反映されるまでに60日以上かかることも珍しくなく、すぐにお得感を実感できない点に不満を感じるユーザーが多いです。

条件や期限が複雑で見落としやすい

キャンペーンの対象となるには、専用リンクからの申し込みや、特定のプラン・端末の契約、Rakuten Linkアプリの利用開始など、細かい条件をクリアする必要があります。条件をひとつでも満たせていないと、付与対象外となりポイントがもらえません。

また、「ポイントは後日自動付与されます」と記載があっても、付与時期が明確に通知されないため、自分が対象になっているのか不安になる人も多いです。ポイントが付与されない場合の問い合わせ先もわかりづらく、サポートにつながるまでに時間がかかることもあります。

実質的な割引として認識しづらい

楽天モバイルのキャンペーンは、月額料金の割引ではなく、楽天ポイントによる還元であることがほとんどです。そのため、「実際の出費がすぐに安くなるわけではない」と感じるユーザーもいます。

ポイントは楽天市場や楽天モバイルの支払いに使えるものの、現金と同じ感覚では使えないと捉えている人も少なくありません。特にITに不慣れな方にとっては、楽天ポイントの仕組みそのものが理解しにくく、「いつ、何に、どう使えるのか」が明確でないとメリットを実感しにくい傾向にあります。

確実にポイントをもらうための注意点

1. 申し込み時にキャンペーンページのリンクを経由する
2. Rakuten Linkアプリを所定の期間内に利用開始する
3. キャンペーン適用条件をすべて満たしているか確認する
4. my 楽天モバイルのマイページで付与状況を定期的に確認する

このような対策を取ることで、ポイントの未付与を防ぐことができますが、「ITが苦手」「設定が面倒」という方にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。

楽天モバイルのキャンペーンは魅力的ではあるものの、「後からポイントが付与される」構造ゆえに、すぐにお得感を実感したい人には向いていません。特典目当てで契約する場合は、条件・タイミング・付与方法を事前にしっかり確認しておくことが非常に重要です。契約前にポイント付与の仕組みを理解しておかないと、期待とのギャップにストレスを感じる可能性があります。

デメリット⑩ サポート対象外の端末が多い

楽天モバイルでは、楽天公式ストア以外で購入したスマホ端末に対して、原則としてサポートや保証の対象外となる点に注意が必要です。とくにITに不慣れな方にとっては、「動作しないときにどこに相談すればいいのか分からない」という事態に直面しやすく、結果的にトラブルを抱えるケースが多く見受けられます。

非公式端末はサポート外

楽天モバイルが動作確認を行っている「楽天回線対応製品」以外のスマホは、たとえSIMカードを挿して通信ができても、楽天のサポート対象外とされます。これは以下のような具体的なリスクを意味します。

• 通信不良や圏外になっても楽天側では原因調査や対応が行われない
• eSIM設定やAPN設定でつまずいても、サポート窓口では案内してもらえない
• 故障時に「楽天モバイルでは対応できないので購入元へご相談ください」と断られる

こうした対応は、公式端末を使っているユーザーとは大きな差があり、サポートが必要なタイミングで「たらい回し状態」になることもあります。

特に注意が必要なケース

• Apple Storeや家電量販店で購入したiPhoneを楽天モバイルで使う
• 海外製や中古のAndroid端末を利用する
• フリマアプリで購入したSIMフリースマホを楽天回線で運用する

これらのケースでは、動作保証がされていないため、トラブルが起きた際に自己責任での対応を迫られます。

動作確認済み端末を使えば安心

楽天モバイルでは公式サイトで「楽天回線対応製品」の一覧を公開しています。ここに掲載されている端末であれば、通話・SMS・データ通信・テザリングなどの基本機能が使えることが確認されており、不具合が起きても楽天のサポート対象となります。

また、公式ショップで販売されているスマホは、保証オプションや端末補償サービスの対象にもなるため、万が一の故障時にも安心です。

サポートの有無は“万が一”のときに差が出る

「普段は問題なく使えているから大丈夫」と思っていても、急なOSアップデートやアプリの不具合、落下による故障など、スマホにトラブルはつきものです。そのときにサポートの有無が決定的な違いを生みます。

ITに不慣れな人ほど、初期設定やトラブル対応でサポートを必要とする場面が多くなるため、非対応端末の使用はリスクが大きいといえるでしょう。

トラブルを避けるための対策

• 楽天モバイルで公式に販売されている端末を選ぶ
• SIMフリー端末を使いたい場合は、楽天の「動作確認済み一覧」で事前に対応状況を確認する
• 不明点がある場合は、契約前にチャットや店舗で相談する

こうした事前の確認を怠らなければ、思わぬトラブルやサポート対象外による不安を未然に防ぐことができます。安さや端末の自由度だけで選ぶのではなく、サポートを受けられる安心感も重視すべきポイントです。

デメリット⑪ 解約・短期利用でペナルティの可能性

楽天モバイルは「契約期間の縛りなし」「解約金なし」と公式に案内されていますが、すべての利用者が完全にノーリスクで解約できるわけではありません。特に短期間の利用やキャンペーン目的での契約に関しては、特典の取り消しや費用請求が発生する場合があるため、注意が必要です。

キャンペーン特典は“継続利用”が条件

楽天モバイルが実施している多くのキャンペーンでは、「○○ポイント還元」や「端末1円」などの魅力的な特典が用意されています。しかし、これらの特典を受け取るには“○か月間の継続利用”が条件になっているケースがほとんどです。

たとえば、「3カ月以内に解約した場合はポイント付与対象外」「特典相当額を請求する可能性あり」といった記載が、キャンペーンページの注意事項に小さく書かれていることがあります。これを見逃してしまうと、解約時に特典が消失したり、後から請求されるなどの思わぬトラブルにつながります。

再契約でも注意が必要

楽天モバイルでは、一度解約した後に再度契約する「再契約」も可能ですが、この場合も一部のキャンペーンが対象外になることがあります。とくに「三木谷キャンペーン」などの大型特典は、「過去に契約があると対象外」となる条件が設けられていることがあり、再契約してもポイントが付かないケースも報告されています。

また、短期間での解約と再契約を繰り返すと、ブラックリスト扱いされる可能性もあるため、軽い気持ちで乗り換えや再契約を繰り返すのは避けたほうが無難です。

解約金が発生するケースも

楽天モバイルは「契約解除料0円」とされていますが、条件によっては例外的に1,078円の解約金が発生することもあります。これは、キャンペーン条件や利用状況によって変わるため、契約時に確認を怠ると予想外の出費になりかねません。

とくに、契約時点では解約金無料でも、キャンペーンとの組み合わせによって後から「最低利用期間」のような条件が発生することがあるため、申し込み時に「キャンペーンの詳細と注意事項」を必ず確認することが重要です。

特典目的だけの契約はリスクが高い

楽天モバイルの特典は非常に魅力的ですが、「ポイントだけもらってすぐ解約」という行為は不正契約とみなされる可能性があります。公式にも「特典目的での契約はご遠慮ください」と明記されているケースがあり、悪質と判断されれば楽天グループ全体のサービス利用に制限がかかるリスクも考えられます。

楽天モバイルを短期利用やキャンペーン目的で契約する場合は、特典の適用条件・解約タイミング・再契約制限の有無などを事前に必ずチェックすることが大切です。コストを抑えて使いたい場合は、最初から「サブ回線としての長期利用」を前提にプランを検討したほうが安心です。

楽天モバイルをおすすめしない人の特徴

楽天モバイルはコスパの良さや楽天経済圏との連携で人気がありますが、すべての人にとってベストな選択肢とは限りません。以下のような特徴に当てはまる方は、楽天モバイル以外の選択肢を検討したほうが満足度が高くなる可能性があります。

地方や山間部など、通信エリアの広さを最重視する人

楽天モバイルはプラチナバンド（700〜900MHz帯）の本格導入前であり、他社と比べて通信エリアのカバー率に差があります。都市部では問題ないケースも多いですが、地方や山間部では圏外になることも。とくに移動が多い人や、出張・旅行先で常に安定した電波を求める方には向きません。

通話品質にこだわる人

楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリ経由の無料通話は、インターネット回線を使うVoIP方式で提供されています。そのため、Wi-Fiや電波状況に依存しやすく、通話が不安定だったり、遅延や途切れが起きたりする場合があります。仕事や大事な連絡に電話を使う方は注意が必要です。

iPhoneユーザーで快適性を求める人

楽天モバイルはiPhoneにも対応していますが、すべての機能が完全にサポートされているわけではありません。とくに「楽天LinkアプリでのSMS非対応（iOS）」「キャリアメールが使えない」など、一部制限があります。iPhoneをメインで使い、かつ純正の操作性を重視する方は不便を感じるかもしれません。

高速データ通信を安定して使いたい人

楽天モバイルは、混雑時間帯に通信速度が落ちやすい傾向があります。大容量のデータ通信を快適に使いたい方や、常に動画・ゲームなどで高速回線が必要な方は、au・ドコモ・ソフトバンクなどの大手3社や、UQモバイル・ahamoといったサブブランドのほうが安定性に優れています。

海外での通信を重視する人

楽天モバイルは、海外でのローミングにも対応していますが、対応国・地域が限定的で、1ヶ月の高速通信上限（2GB〜5GB）が設けられています。頻繁に海外出張がある人や、長期滞在を予定している人には物足りないケースもあります。

店舗でのサポートを重視する人

楽天モバイルはオンラインでの契約やサポートが主流で、店舗数も他キャリアより少なめです。とくにシニア世代や、対面で相談しながら契約・設定をしたい人には、ドコモ・au・ソフトバンクのような店舗サービスの充実したキャリアのほうが安心です。

デメリットを避けて楽天モバイルを上手に使う方法

楽天モバイルには、月額料金の安さや使い放題のメリットがありますが、「つながりにくさ」や「サポートの不満」といったデメリットが存在します。以下では、こうしたデメリットを最小限に抑え、楽天モバイルをより快適に活用するためのコツをご紹介します。

1. 通信が不安定なエリアでは「パートナー回線切替」を活用する

楽天モバイルは自社回線（楽天回線）と、KDDIの回線（パートナー回線）を併用しています。一部地域では楽天回線の電波が弱いため、「my 楽天モバイル」アプリで回線状況を確認し、パートナー回線への自動切替を確認することで、安定した通信が期待できます。

• パートナー回線の使用量は月5GBまで。超えると速度制限がかかるため注意。
• 通信が不安定な場所では、Wi-FiやeSIMとの併用も検討しましょう。

2. 電波が弱い自宅では「Rakuten Casa」を無料で設置

自宅での電波が弱い場合は、楽天モバイルが提供する小型基地局「Rakuten Casa」を無料で導入する方法があります。これにより、楽天回線の電波を家庭内で強化できます。

• 設置には光回線とコンセントが必要。
• 工事不要で簡単に設置可能。

3. オンラインサポートに頼らず、自己解決の準備を

楽天モバイルのサポートは、チャット対応が中心で「つながりにくい」「解決まで時間がかかる」といった口コミもあります。対策としては。

• 公式ヘルプページやQ&Aを活用する
• SNS（X・YouTube）でのユーザー事例も参考になる
• 店舗対応を希望する場合は、事前に「来店予約」をしてからショップへ

4. 通信障害や不具合時の「備え」をしておく

まれに発生する通信障害時に備え、サブ回線（デュアルSIM）やWi-Fiスポット、モバイルWi-Fiの併用を検討すると安心です。

• 楽天モバイルはeSIM対応なので、物理SIMと併用しやすい
• 自宅ではWi-Fi、自宅外では無料Wi-Fiスポットを活用する

5. キャンペーン適用条件を事前にチェックする

楽天モバイルはキャンペーンが豊富ですが、受け取り条件が複雑な場合もあります。必ず事前に条件を確認しましょう。

• 開通から○日以内の利用、楽天ポイント進呈日、対象機種の制限などを要チェック
• 不安な場合は、キャンペーンページのスクリーンショットを保存しておくと安心

上記のポイントを押さえることで、楽天モバイルの「コスパの良さ」を最大限に活かしつつ、デメリットによるストレスを減らすことができます。上手に使いこなして、賢く節約しましょう。

よくある質問（FAQ）

Q1. 楽天モバイルはどのスマホでも使えますか？
A. 楽天モバイルでは、すべてのスマートフォンがサポートされているわけではありません。楽天が公式に「楽天回線対応製品」として認定している端末であれば、通話・通信・SMSなどの機能が動作保証されます。対応していない端末は、一部機能が使えない・設定が難しい・サポート対象外になるリスクがあるため、必ず事前に確認することをおすすめします。

Q2. 楽天モバイルの電波はどこでも繋がりますか？
A. 地域によってはつながりにくい場所もあります。特に地下や建物内、山間部、郊外では電波が弱い・圏外になるといった報告もあります。2024年に開始されたプラチナバンド対応によって改善は進んでいますが、すべてのエリアで安定した通信が保証されているわけではありません。公式のエリアマップで事前確認することが重要です。

Q3. 契約後に料金が思ったより高くなることはありますか？
A. 楽天モバイルは従量制プランを採用しているため、月々の使用量によって料金が自動で変動します。たとえば、3GBまでは1,078円、20GBまでは2,178円、20GB超は3,278円となります。通信量の管理を怠ると、知らないうちに上の料金に切り替わっていたというケースもあります。設定でデータ使用制限をかけるなどの対策が有効です。

Q4. 楽天モバイルでiPhoneは使えますか？
A. iPhone 6s以降のモデルは多くが楽天モバイルの回線に対応しています。ただし、キャリア決済や一部の通話機能が利用できない機種もあるため注意が必要です。楽天モバイル公式サイトでの「対応製品」ページで、モデル別の動作状況を確認するのが確実です。

Q5. キャンペーンでもらえる楽天ポイントはすぐ使えますか？
A. 楽天モバイルのキャンペーンで付与される楽天ポイントは、「翌々月末ごろまで」に付与されることが多く、即時に利用できるわけではありません。また、期間限定ポイントであることが多いため、有効期限にも注意が必要です。マイ楽天モバイルで付与時期や条件を確認しましょう。

Q6. 店舗でのサポートは受けられますか？
A. 楽天モバイルは全国に約1,000店舗を展開していますが、大手キャリアと比べると数は少なく、都市部に集中している傾向があります。地方にお住まいの方は、近隣に店舗がない場合もあるため、オンライン手続きに不安がある場合は事前に店舗の場所を確認しておくと安心です。

Q7. 解約や乗り換えに違約金はかかりますか？
A. 楽天モバイルは契約期間の縛りがなく、基本的に解約金はかかりません。ただし、1年以内に解約するとキャンペーン特典の対象外になったり、ポイントが取り消される可能性があります。特典目的での短期利用には注意が必要です。

まとめ｜メリットだけで決めない！楽天モバイルは慎重に選ぶ

楽天モバイルは、月額3,000円台でデータ無制限、通話無料など、他社にはない魅力的なサービスを提供しています。楽天経済圏との相性も良く、うまく活用できれば通信費を大幅に節約できるのは事実です。

しかし、その一方で「つながりにくい場所がある」「通信速度に地域差がある」「Rakuten Linkの使い勝手」「サポートの質」「短期解約による特典取消リスク」など、事前に把握しておくべきデメリットも多く存在します。

特にITに不慣れな方にとっては、オンライン手続きや通信トラブルへの対処が大きな壁になりかねません。初期費用の安さやキャンペーンだけに目を奪われず、自分の住んでいる地域の電波状況や、使っているスマホとの相性、サポート体制の充実度まで含めて総合的に判断することが重要です。

楽天モバイルは決して「万人向けのサービス」ではありませんが、条件が合えばコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。契約前には、自分の利用スタイルに本当に合っているかを冷静に見極め、後悔のない通信プラン選びを心がけましょう。

16位

楽天モバイル

楽天モバイル

サービス名	楽天モバイル
最安月額料金	1,078円～
～1GB	1,078円／月
2～3GB	1,078円／月
4～10GB	2,178円／月
11～20GB	2,178円／月
21～30GB	3,278円／月
50GB～	3,278円／月
利用回線	楽天回線、au回線（パートナー回線）
回線の種類	MNO
選べるプラン	3GB、20GB、無制限
昼休み時間帯通信速度（12～13時）	46.2Mbps

楽天モバイル 公式サイト

通信速度の速さ	1.36
月1GB利用時の安さ	2.95
月3GB利用時の安さ	3.20
月10GB利用時の安さ	3.38
月20GB利用時の安さ	2.35
月50GB利用時の安さ	3.41
機能の多さ	4.45
総合	3.01

楽天モバイルがおすすめの理由

楽天モバイルがおすすめの理由は「無制限プランが割安で利用できる点」「楽天経済圏でポイントが貯まりやすい点」です。

楽天モバイルは、月額3,278円でデータ容量を無制限に使える点が最大の魅力です。他のキャリアでは大容量プランが高額になりがちですが、楽天モバイルは一定の料金でデータ通信を気にせず利用できるため、動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなどでも快適に利用できます。また、3GB以下であれば月額1,078円、20GB以下であれば2,178円と、使用量に応じて料金が変動するため、データ消費の少ない月にはコストを抑えることも可能です。

さらに、楽天モバイルの契約者は楽天市場での買い物時にポイント還元率がアップするなど、楽天経済圏を活用している人にとっては非常にお得です。スマホ料金の支払いに楽天ポイントを充当できるため、貯まったポイントを活用して通信費を節約することもできます。

デメリットは、エリアによって通信品質にばらつきがある点です。楽天モバイルは独自回線を構築していますが、まだ全国すべてのエリアをカバーしきれておらず、一部の地域では通信が不安定になる場合があります。ただし、楽天はプラチナバンドの運用を開始し、順次対応エリアを広げているため、今後の改善が期待されます。

最安月額料金	1,078円～
～1GB	1,078円／月
2～3GB	1,078円／月
4～10GB	2,178円／月
11～20GB	2,178円／月
21～30GB	3,278円／月
50GB～	3,278円／月
利用回線	楽天回線、au回線（パートナー回線）
回線の種類	MNO
選べるプラン	3GB、20GB、無制限
昼休み時間帯通信速度（12～13時）	46.2Mbps
通常時間帯通信速度（14～16時）	52.3Mbps
通勤時間帯通信速度（17～19時）	60.5Mbps
問い合わせ方法	店舗、電話、メール、チャット
専用通話アプリ不要
かけ放題プラン	15分以内かけ放題、無制限かけ放題（Rakuten Link使用時）
基本通話料	0円（Rakuten Linkアプリ使用時）、22円／30秒（アプリ不使用時）
5G対応

セット割引あり
カウントフリー・エンタメフリー
最低契約期間
データ容量の翌月繰越可能
解約金	なし
留守番電話あり
初期費用	0円
テザリング可能
支払方法	口座振替、クレジットカード
追加データ料金	1GBあたり500円（海外用のみ）
速度制限時の最大速度	不明
取り扱いSIMのサイズ	nanoSIM、microSIM、標準SIM
eSIM対応
MNPワンストップ対応
プラチナバンド対応
専門ショップあり
海外利用可能
Apple Watchプラン対応

楽天モバイル 公式サイト